予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

アガルートアカデミーの予備試験1年合格 ライトカリキュラムはアリか?【保存版】

前提:2022年8月11日時点(2023年合格目標)の情報を基にしていますが、次年度以降の参考にもなると思います。なお、司法の犬の個人的感想を述べるにすぎません。

結論:アリ(ただし、以下のような注意を要する)

 

予備試験1年合格ライトカリキュラムとは何か?

アガルートアカデミーの1年予備試験合格目標 ライトカリキュラムは、以下のものです。通常のプランの内容を、一部削減した感じですね。

もし時間をかけず早期に合格したい!との欲求があれば、興味を持つかもしれません。

 

 

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※最初に注意ですが、いくら予備校を使って勉強するとはいえ、予備試験に合格できる保証はありません。

個人の能力・努力に左右されますので、誤解なきようお願いします。

また、1年で予備試験に合格するのは、合格者でも少数派と思います。

 

ライトカリキュラムが「アリ」なのは、なぜか?

(※本記事の内容が、一般化・深掘りされている過去記事はこちら)

shihounoinu.hatenablog.com

 

僕が一貫して予備試験の合格のキーと考えており、常々言及しているのは、

「論文の基本問題をくまなく解けるようにし、どんな問題にも対応できること」

です。

そのために絶対に必要と言っても過言ではないのは、

・綜合講義300

・重要問題習得講座

・予備試験 論文過去問解析講座

・選択科目対策講座

・法律実務基礎科目対策講座

です。

この5つの講座を繰り返し解いて十分に自分のものにすれば、論文試験の対策としては十分といえると思います。

そして、上記5講座は、ライトカリキュラムにもしっかり入っています。

アガルートアカデミーHP「【2023年合格目標】予備試験1年合格カリキュラム(7月スタート/ライト)」より引用

ですので、ライトカリキュラムでも、予備試験最難関と目される論文試験への対策は、十分できるといってよいでしょう。

また、論文試験合格後の口述試験への対策も問題なさそうです(口述試験(民事・刑事)の内容は、論文試験の内容と多分に重複します)。

 

ライトカリキュラムの懸念点とは?

短答対策が大幅にカットされています。

短答プロパーの知識を講義する短答知識完成講座Ⅰ(憲法民法・刑法)はあるものの、より大事ともいえる短答の過去問については、上三法(憲法民法・刑法)・下四法(行政法・商法・民訴法・刑訴法)ともに講義がありません。

ですので、送られてくるテキストを利用するか、市販の過去問を利用するなどして、自力で短答の対策をする必要があります。これは必須です。

ただ、論文の知識を下地として持っていれば、短答を自力で対策することもそれほど苦労しないと思います。予備知識がありますので(やはり全ての肝は論文なのです)。

結論:ライトカリキュラムは結局…

以上をまとめて、司法の犬による個人的な分析結果を述べます。

残り期間が少ないけど、どうしても次回開催の予備試験に合格したく、かつ、短答対策は自分でフォローできるという方にとっては選択肢としてアリといえそうです。

その場合も、受講前には目標の実現可能性等につきご検討なさるとよいです。

(自身の経験からいえるのですが、準備期間1年未満での合格は容易ではありませんでした。)

他方、

・残り期間が短く来年の合格目標はやっぱり不安(これが一番妥当な理由でしょうか)

・短答対策を自分でやるのは億劫

・来年よりも先の合格を目標にすることで構わない

など、ライトカリキュラムに不安・否定的感情を覚える方は、受講を見送る形でよろしいと思います。

 

いずれにせよ、以上は僕の個人的感想にすぎませんので、最終判断はご自身の自由意思によってなさってください…

 

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