予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

予備試験予備校で、高い基礎講座を受講する必要はないと思う。安い講座がおすすめな理由。

「予備校は価格による質の違いは多分ないので、安い予備校=ネット予備校で良い」と思っています。

記事の対象:予備試験・司法試験予備校をどこにするか迷っている人

※記事の内容は全て個人的な見解です。

※既に予備校講座を受講中の人は乗り換える必要はありません。この記事を読まずに勉強してください。

価格の高い予備校を選ばない方が良い場合

価格が高い予備校講座について、確実に言えることは何か。

価格の低い講座や独学に比べて、多額のお金が出ていくことです。

それ以外は確実ではありません。

価格について

高価格の講座が、あなたにとって良いとは限りません。

受講したから合格できるとも限りません。

価格が高い理由は、「品質が高いから」であるとは限らず、

・講師やスタッフへの給与などの人件費

・教室の賃料

・固定資産税

 などの経費(特に固定費)が高いからという視点からの検討も欠かせません。

 

伊藤塾や辰巳は、過去の長い実績が良いので「安心」かもしれません。

でも、例えば、伊藤塾の入門講義である基礎マスター講義は768,500円です*1)。*2

 

分量について

仮にお金の問題をクリアしても、講義を消化する時間がかかるという問題があります。

伊藤塾のテキストの厚みは以下の画像の通りです*3ヤフオクより)。

1ページあたりの字は小さく、情報量も多いです。

f:id:SHIHOUnoINU:20210122003127p:plain

 

 ネット予備校の講座をすすめます

ネット予備校のサンプル講義を見てみましたが、

予備試験及び司法試験をともに突破した僕から見ても、

・正確性

・分かりやすさ

など品質的には十分使用価値のある講義だと思いました。

 

一度ご自身でサンプル動画を見ることをすすめます。百聞は一見に如かずです。 

 

 

アガルートアカデミーのサンプル講義動画・サンプルテキストは下記のページから

   👉司法試験|総合講義300(入門講座・基礎講座)  【PR】

資格スクエアのサンプル講義のサンプル講義は下記のページから

   👉予備試験講座 無料講義体験【PR】

 

 

過去の僕のような方が、予備校を使用する場合は、

価格の安いネット予備校を選ぶことを勧めます。

予備試験や司法試験に背水の陣で挑もうとは思っておらず、就職活動や会社員などのリスクヘッジをしながらの受験をする人

講義料が安い方が、諦めたときや合格できないときのダメージが小さい。

短期で合格したい人

テキストが薄め/講義時間が短めなので、比較的短期で講義を終え、演習に移れる。

長時間の勉強が苦痛な人

安い予備校の方が比較的講義時間が短い傾向にある。

お金のない人

出ていくお金が少ない。受講のために用意しなければいけないお金が少ない。 

 

 

あとは、自分のペースで講義の受講を進められることも利点ですが、

この点については、伊藤塾等の対面型予備校にもネット受講可能な授業がありますので、ネット予備校固有の利点とまでは言えませんね。

 

 

アガルートアカデミー

【PR】

HPには「令和2年の司法試験の合格者占有率 44.8%」との記載があります。

 「実績」「安心感」が欲しい人におすすめです。

 

・基礎講座(総合講義300) 【2023・2024年試験対応】司法試験|総合講義300 【PR】

・演習講座(重要問題習得講座) 【2023・2024年試験対応】司法試験|重要問題習得講座 【PR】

・合格までの全てをカバーしている予備試験1年合格カリキュラム 

【2024年・2025年合格目標】司法試験|予備試験最短合格カリキュラム 【PR】

(※2022年8月13日追記:リンク先は2024年・2025年合格目標になっています)

(個人的な感想)

僕の周りの修習の同期(73期)では、アガルート出身の修習生が結構いました。

60期代以前の裁判官はアガルートを知らないようでしたが、73期ではほとんどの人が知っている予備校に成長していました。勢いがある予備校だと感じます。

 

資格スクエア

【PR】

予備試験の口述模試でお世話になりました。

竹橋駅から離れたビルの2階にオフィスがあり人も少なかったので(2018年時点)、

経費を安く抑えられているイメージです。

僕が予備試験の受験勉強を始めようとしていた2018年夏当時、YouTube動画を通じて資格スクエアを知っていたこともあり、受講を検討していました。

僕があまりに貧乏学生だったばかりに受講料を負担できないと判断し、受講を断念しましたが…

逆算思考の司法予備合格術 547,800円(独学プラン)逆算思考の司法予備合格術【PR】

上記ページには「資格スクエアの予備試験講座はアウトプット重視」とのキャッチコピーがあります。

当ブログは、「問題集をひたすら解き、知識を思い出すことで成績が上げよう」という問題集絶対主義を掲げていますので*4この点は資格スクエアに強く共感できます

 

LEC

【PR】

大手なのに最安レベル。

講師は司法試験業界で有名な柴田孝之先生ら。

合格するか不安なのでとにかく費用を低めに抑えたい、でも実績や知名度のある講師じゃないと心配という人におすすめできます。

スマホで司法試験 S式入門講座 119,800円 スマホで司法試験 S式入門講座 【PR】

下記記事でも、2018年または19年頃から「独学する前の最後の砦」として推薦し続けていました。独学するくらいならS式をお勧めします…

shihounoinu.hatenablog.com

  

最後に

今回は予備試験・司法試験をともに1発合格した僕が、

「予備校は安いところでも十分良い」ことをお話ししました。

 

最後に一言。

「予備校をどこにしようか」と悩んで時間を無駄にしないでください!

言われ古された言葉ですが、受かる人はどの予備校を使っても合格すると思います。

 

悩んでいる間も試験日までの残り時間は減っています。

予備校選びをしている間は、「受験までの道のスタート地点」にも立っていません。

早くスタートを切りましょう。 

*1:基礎マスター 法律基本科目 | 対策講座案内 | 司法試験 | 伊藤塾)【PR】)。

僕は予備試験の勉強を始めたとき、ふつうの大学生3年生でした。

とても簡単に出せる金額ではありません。

辰巳予備校は、伊藤塾よりは安いですが、入門講座の「原孝至 基礎講座」だけで443,100円でした(WEB受講の場合((予備試験の辰已法律研究所【PR】参照

*2:

余談ですが、僕は個人的に、今後は以下のような流れになると予想しています。

ネット予備校は、

経費が少ない→

①受講料を引き下げられる→受講者の出費が少なくてありがたい→受講者が増える

②その他の部分(具体的には広告費、システム開発費)に投資できる→受講者が増える

実店舗予備校は、

経費がかかる→

①受講者の受講料にその経費分を上乗せせざるを得ない→大学生時代の僕のような貧しい人は、受講を控える

②その他の部分(具体的には広告費、システム開発費)に投資できる余裕がない

*3:ヤフオク! - 伊藤塾 基礎マスター 入門講義/論文テキスト 刑...

*4:

詳しくは僕の勉強法の参考としている本を紹介した下記記事をご覧になってください。shihounoinu.hatenablog.com