今まで、技術面・行動面から考察した勉強計画・勉強法は、当ブログで散々述べてきました。
例えば、以下の記事がそれに当たります。
この記事では、今までと違った角度から、勉強計画について切り込んでみようと思います。
自分の強みを活かそう/強みによって弱点をカバーしよう
貧乏大学生としての司法の犬のケース
一例として、僕が予備試験を受験した時のことを題材にお話しします。
僕が予備試験の受験を決めたのは、大学3年生でした。
そうすると、大学生の一般的な特徴として、
・時間はある
・自分個人の経済力は低い
・普段から勉強をすることや本を読むことに(真面目に大学生活を送っていれば、また、他の世代と比較すれば)比較的抵抗が少ない
という特徴があります。
加えて、僕個人の特徴として、
・記憶力が高いという自信があった(大学受験時代、日本史の偏差値75~80超(河合塾模試か駿台模試かで変動))
・家族の経済的余裕はあまりない(そのため両親に「予備試験のための予備校費用を出してください」とは言い出せなかった)
というものがありました。
以上から、
・時間は十分にある
・記憶力は強みとして使える
・経済力はないので、予備校は利用できず市販の書籍だけで押し通す他ない*1
という特性が導き出せました。
以上の検討の結果、僕は、「経済力不足のハンデ(弱点)を、勉強時間と記憶力で補う形で強行突破する(強み)」という作戦を立てました。
※実際には、僕の勉強時間は、他の受験生と比較してそこまで長い方ではなかったのですが、自分の中では頑張っていた方です。
ちなみに、蛇足ですが、受験直前になって勉強時間を増やすのではなく、勉強開始から受験前日まで一定の時間を勉強に充てました。「早い時期に勉強して貯金を作ることで、その貯金を維持して試験本番を迎えよう」という発想でした。
余談ですが、さらに予備試験の勉強時間を確保するために、大学3年時に入っていたゼミを、大学4年への進級と同時に辞めました。
ご存知の通り、僕は大学で法学を専攻しておらず、それゆえ法律に関するゼミに所属していませんでした。なので、ゼミは全く予備試験の合格に寄与するものではないと判断して辞め、「時間」という強みをさらに確保しました。
裕福な大学生/専業受験生のケース
例えば、(実家が/ご自身が)裕福な大学生/専業受験生であれば、
・時間がある
・経済的余裕がある
場合には、勉強の資源となる時間も教材も豊富に確保できますので、最強ですね。
社会人のケース
また、社会人の場合であれば、
・経済的余裕は比較的ある(強み)
・時間的余裕はない(弱み)
ので、「金で時間を買う等して、時間を作る/質の高い時間にする」という選択がまず合理的発想として出てくるところです。
例えば、
・オンライン予備校のフルパックコースを揃える
・家事代行を頼んで時間を浮かせる
・自宅及び自宅最寄り駅近くにある有料自習室を契約して、通い詰める(特に配偶者・お子様のいる方は、家に帰ると思うように勉強できないのでは…?)
など。
また、お金をかけなくても、
・通勤中に勉強する(混雑する電車内であれど、少なくとも復習として講義音声を聴き流す等できます)
・風呂では浴槽の中で勉強する(司法の犬が愛用した方法です)
などにより勉強時間を確保することができますね。
こういった時間も大切にするとよいと思います。
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司法の犬は、オンライン予備校の受講を推奨しています。