予備試験を独学・1年で受験してみた

他のブログと違う視点で「合格まで」を考える/73期弁護士

インハウスローヤー(企業内弁護士)の良いところって?

私は企業の法務部に勤務しています。

新卒で企業法務系の法律事務所に入ってそこで数年間勤務した後、現職へ転職した私が企業内弁護士の良いところとして思い浮かべるのは、「難易度の低いNDA業務委託契約など基礎的な案件から始められること」だと思います。

 

どういうことか?大手法律事務所と対比しながら話したいと思います。

特に都心で、かつ企業系の大手法律事務所の場合、クライアントもそれなりに規模の大きい会社が多いです。

そのため、クライアント自身でも法務部を持っており、クライアントの法務部では対応しきれないような難易度の高い案件について法律事務所に依頼が来る、という傾向にあるように感じます。

すると、司法修習後、アソシエイト弁護士としてそのような法律事務所で働き始めた新米弁護士は、いきなり応用的な案件から扱うことになります。

現在の四大法律事務所も昔は今よりもずっと規模が小さく、また、企業の法務部機能も大したことがなかったため、法律事務所にも基礎的な案件の依頼があったと予想していますが、私が勤務したブティック系法律事務所では簡単な案件は一つとしてありませんでした。

私は、そういった法律事務所での経験を経てから企業の法務部へ転職したのですが、転職先にいた「司法修習後新卒で企業内弁護士となった方々」は、私よりもはるかに基礎力が高く、基礎が固まっていなかった自分に、かなり焦りを感じました。

 

転職してから1年6ヶ月間、相当な案件数をこなした今では多少は基礎力がついたかなと感じているところです。

一般民事系の事務所や地方の事務所であれば話は違うのかもしれませんが、私がもう一回新卒の就職活動をやり直せるとしたら、都心の大規模/ブティック系法律事務所に入るよりは、(将来的な独立を視野に)一般民事系の法律事務所・地方の法律事務所、または(独立は考えずに)企業の法務部に入るような気がします。

 

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