予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

僕が今から2022年の予備試験合格を目指すとしたら〜勉強計画シミュレーション〜

(9/10追記・注意書き)

この記事をアップロードした時点でさえ、スケジュール的にかなりキツキツのシミュレーションでした。

今から2022年の予備試験合格を目指すことは時間的にかなりの困難が伴うと思いますので、推奨はしません(もちろん個人の自由であり、また、個人により能力差はありますので、自己の自由な意思により2022年合格を目指すことは否定しませんが)。

 

超長文記事になりました。すみません。

外野からの「僕だったらこうするかな〜」というお気楽なシミュレーションです。

この通り勉強したからといって合格が保証されるわけではありませんので悪しからず。何においても個人差はありますからね。

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そういえば弁護士バッジの写真出してなかったですね。

 

僕についての自己紹介

僕は1996年度/平成8年度生まれの、2018年予備試験合格者/2019年司法試験合格者で、73期司法修習を経て、今は新人弁護士として細々と業務に励んでおります。

法学部法律学科の出身ではなく、大学時代は経済学、認知心理学社会心理学社会学政治学などを学習しておりましたが、2017年(大3)の夏休みの幕開け(今くらいの時期ですね)と同時に予備試験の学習を独学で開始しました。

学習開始当初から翌2018年の予備試験合格を目指していたものの、最後まで合格できるかは半信半疑でした。

結果的に運良く、目標どおり2018年の予備試験に合格できました。

予備試験・司法試験を受験・合格など一通り経験し終わると「あの時もっとああすればな〜」という後悔の念が湧いてくることがあります。

受験生時代は、受験生としてのリアルタイムな情報を配信していましたが、

現在は予備試験・司法試験の経験者として一歩引いた目線から、過去の自分に向けて「あの頃の俺、こういう風にしとけばよかったんじゃないの?」ということをテーマにブログを(何とか)更新し続けています。

 

基本方針

このブログでの3原則は、

①正しい方法を取ること=ネット予備校を利用すること

②正しい勉強方法を取ること

③自分に無理をさせないこと

です。

 

①正しい方法を取ること=ネット予備校を利用すること

 

まず、過去の自分に質問したいことがあります。

「寿命が来て死ぬときに後悔することは、若い時に時間をケチって金を払うことか、金をケチって時間を失うことか?」

僕は、今だったら「金をケチって時間を失うことの方が嫌だ」と即答します。

若い時にお金を少し失っても、その後の人生でそのお金は取り戻せる可能性は十分残されていますが(でも借金は良くないと思う)、

若い時に時間を失うと、時間とくに若い時の時間は絶対に取り戻せないからです。

しかし、予備試験受験時代は「金をケチって時間を失う」ことをしていました。

独学です。

予備校に通えば、教材、勉強の方法や順序、勉強範囲の指定、理解を助ける噛み砕いた説明…など、時間を節約し、また、合格可能性を上げてくれるものが揃っています。

僕は独学で運良く合格したラッキーボーイだから良かったようなものの(周囲、インターン先の法律事務所、ネットなど色んなところで「まぐれ」「運が良かったね」と言われ、僕自身もそう思ってます)、

もし1回目の受験で合格できず、2回目、3回目…と合格が長引き、その分弁護士としてデビューするのが遅れたら、1年・2年という時間を失うことはもちろん、(弁護士としての年収)× (合格が遅れた年数分)のお金も結果的に失うことになる…と想像すると、ちょっと怖いです。

資格試験を含めて世の中は確率の勝負だと思っていますが、早期の合格可能性を上げる予備校利用という選択をせず、独学を選んだ2017年当時の僕は愚かだったと思います。

 

②正しい勉強方法を取ること

また、予備試験受験時代は、科学的に正しい勉強方法を知りませんでした。

図書館に行って効率的勉強法と書かれた本を十数冊は読み、参考にしました。

しかし、『7回読み勉強法』など、冷静になって思い返すと、高学歴の著者の個人的な勉強法で万人にとってその効果が証明されたやり方ではありませんでした。

司法試験時代の受験勉強では、心理学者による科学的に証明された(≒ほぼ万人に効果的な)勉強法を知ることができ、これを取り入れました。

おかげで、勉強時間は予備試験時代と変わらない(直前期等はむしろ少なくなった)にもかかわらず、記憶の定着が良くなったような感覚が得られ、予備試験の時よりは自信をもって試験本番に臨めました。

なお、僕が今でも取り入れている勉強法は、主に以下の2冊です。

これらは必読として、可能な限り早く導入することをお勧めします。

 

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 上記2冊の概略は、こちらの記事に書いてあります。

司法試験の勉強法最新版 - 予備試験を独学・1年で受験してみた

③自分に無理をさせないこと

僕は、予備試験及び司法試験時代、3人兄弟の長男で両親が定年間際、兄弟2人は私立学校に通っているという状況でした。

そこで、予備試験の受験年であった2018年(大4)では、予備試験に受からずに浪人などできない…などと考え、予備試験の受験と並行して民間企業及び公務員の就職活動をしていました。

予備試験の短答試験(5月)前に複数社(含:国家公務員総合職及び裁判所職員等の公務員試験)受験、

短答試験〜論文試験(7月)で5社以上(含:公務員試験)

論文試験終了後も複数社受験(同上)

…と鬼のスケジュールをこなしていました。

 

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20181110 予備試験、独学・1年合格の勉強法【リクエスト】 司法の犬の勉強日記より一部抜粋

 

予備試験の片手間でやっているわけなので、身が入らずただ時間を無駄にしていたのですが、当時の僕としては、

「予備試験に合格できなかったら、しばらく無職になるから、どっかの企業の内定は持っておきたい…」という無駄なプレッシャーを抱えていました。

逆に、予備試験の勉強をしているときは、「どこ企業の内定も持っていないから、予備試験に受からないと後がない…」と自分を精神的に追い込んでいました(勉強時間量では追い込めませんでした笑)。

精神的に無理をしないことは大事です。

…ということに、精神的に追い込まれ切った予備試験論文試験終了後に、この本を読んで気づけました。

金閣寺銀閣寺の住職が教える 人生は引き算で豊かになる』【Amazon】【楽天

※上記勉強法の本と違い、科学的にその効果が証明されているわけではないと思います

 

また、2018年の僕は予備試験の勉強、一般企業への就職活動等上記のようにスケジュールをギチギチに詰め込み、かなり無理をしていましたが、

このような無理は目標の達成を阻害しかねないということが科学的に証明されたということを後になって知りました。

皆さんは計画に余裕を持たせましょう。

 

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シミュレーション:2021年の夏休み始めから2022年の予備試験合格を目指すとしたら、司法の犬はどうする?

前提:大学生、無職又は労働時間が非常に短い

理由:時間があるからです。

現在僕はフルタイム労働者(のようなもの)ですが、フルタイムで仕事をしている状況で、1年未満の合格は僕だったら気分的に(疲れているので)無理です。

できる人もいるかもしれませんが、僕だったら無理です。

 

まず、7月下旬から9月20日頃まで大学は夏休みになります。

多少の増減はあるでしょうが夏休みは合計60日と仮定します。

通学、授業、テスト勉強…全部ありません。

 

まず、僕だったら即座にアガルートアカデミーを受講します。

2022年合格を目指すのであれば、この時期に予備校選びに時間をかけている余裕はありません。

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アガルートにする理由は、僕が大学生と仮定すると以下のようになると思います。

・ネット予備校である→自分のペースで進められる、実店舗予備校より安い、通学不要

HPに「司法試験の合格者占有率44.8%」の記載があり(記事作成時点)、全く知識がなくどの予備校が良いかわからない状態で、安心感がある

・先輩(73期等)に出身者の知り合いが複数名いる

 

選ぶ講座は、僕なら予備試験1年合格カリキュラム(オプションなし)にします

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 理由は、

試験までの残り時間がない中でどのようなアプローチで行くか迷っている暇はなく、予備校のフルコースに乗っかって勉強(理解作業と記憶作業)に集中するのが合理的

・基礎講座、問題演習講座、過去問講座と、内容が必要最低限かつ十分に揃っている。

・オプションなしでも100通もの添削をしてもらえる(そして経験上、多分そんなにしてもらわないと思う)

・僕だったらオプションの通信指導とかラウンジ指導とか要らないし、進捗管理は自分でできる(自制心の問題では…?)

・答案指導はあればありがたいけれど、問題演習講座及び過去問講座で扱った問題を繰り返し解くことで十分足りるのではないかと思う

 

また、方針としては、「概観を把握してから細部を把握する」方が頭に残りやすいこと、及び予備試験は論文試験が難関とされていることなどから、論文試験の勉強を優先して行うこととすると思います。

 

問題集について

問題集をどうするかについては、以前にもブログで書いたことがありますが、

予備校に通う人の場合は、以下のようにするのが良いのではないかというのが僕の考えです。

・予備校の問題集に論点網羅性がある*1のであれば、市販の問題集は使わず、予備校の問題集のみを使用します。なお、アガルートの重要問題習得講座には網羅性がありました。

・予備校で問題集がない場合、論点網羅性がある問題集を1冊のみ購入し、それを繰り返し解きます。

 

~2021年9月15日:総合講義300、選択科目講座の総合講義部分及び論文答案の「書き方」を全て視聴する。 

アガルートの上記HPでは、上記講義の視聴は12月までを目標としていますが、

僕は正直このペース感は遅いんじゃないかな〜と個人的に思います。

なんだかんだ試験が近くなると、「あれが終わっていない」「これもまだだ」となるのが通常だと思いますので、予定は早め早めで前倒しするくらいが丁度良いのではないかと思います。

僕が司法試験受験生の時代に、資格スクエアの加藤講師のブログを拝見したことがあり、そこには

「途中答案(試験終了までに答案を書ききれない)になる人は、焦るのが遅い。」

「もっと早い段階からペースを上げて書いていれば、途中答案になりにくい。」

旨が書かれており、これは確かにな〜と思いました。

そして個人的には、これは試験当日の話に限定されず資格試験の受験計画でも同じなんじゃないかな〜と今でも思っています。

見出しの通りのペースで視聴したとしても、

310時間程度(上記3講座の合計時間)/50日=6.2時間/日

と決して無理な数字ではありません。

もう少し早めに視聴を完了することも十分ありえるレベルです。

 

また、上記講座とは別に、短答問題集である『肢別本』(辰巳法律研究所)を勉強の初期にのみ使用する目的で購入します。

この問題集は、入浴中の浴槽内、トイレの中、通学時間中、就寝前の10分など(以下、「スキマ時間」といいます)に、視聴した講義の範囲に相当する短答問題を頭の中で(つまり、書かない)軽く解いて、問題を解くことで基本問題についての記憶を定着させます。

なぜ『肢別本』かというと、一問一答形式である(本番の短答試験は一問一答ではありません。)ため、多肢選択型(5つの選択肢から1つの正解を選ぶ等)に比べて、一つ一つの問題に対する注意が払われると思うからです。

なお、勉強の初期に基礎知識を定着させる目的のみに使用するので、★マーク付きの問題集のみを解きます。

 

この期間が踏ん張り所だと僕は考えています。

~2021年10月31日:重要問題習得講座の視聴を完了する

65時間程度ではありますが、大学があり、予習があり(頭の中で一応回答or紙に論点及び論証と当てはめの大枠だけ書いて回答→講義視聴)、復習があり、わからない箇所を基礎講座(総合講義300)テキストで確認する作業があり…ということを考えると、1周目の終了はある程度余裕を持たせて見積もりました。

もちろん、余裕があれば前倒しすることも考えられます。

この期間もスキマ時間には、重要問題習得講座の問題を回答を紙に書かず頭の中で(以下、断りない限り同じ)解き直します。もちろん、問題演習の際は解説を読み、解説を読んでもわからなければ総合講義300のテキストを参照したりします(以下、問題演習の際は同様)。

 

また、この期間から並行して、選択科目の問題集を解き始めます。

僕は司法試験で労働法選択だったので、労働法のことしか知りませんが、

労働法なら論点の網羅性が高い『事例演習労働法』を使用します。

僕は「どんな問題が来ても一定水準の答案を作る(そうすれば受かる)」ことを目標にしますので、問題集の選択においては論点の網羅性を重視します。

『事例演習労働法 第3版補訂版』

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~2021年12月10日:重要問題習得講座の問題及び選択科目の問題集解き直し(=2,3周目)、並びに法律実務基礎科目対策講座視聴完了

予備試験過去問講座及び旧司法試験過去問講座を解く前に、基礎固め(基本問題である

重要問題習得講座の問題の内容をある程度頭に入れる)を行います。

これ以降、重要問題習得講座及び選択科目問題集の繰り返しは、受験生活における核とします

基本問題において論点を判別し、論証が完璧に書け、ある程度の当てはめができていれば予備試験は合格できる試験だと思っているからです。

スキマ時間の扱いは上記期間と同じ。

これらの演習とは別に、法律実務基礎科目の講義視聴をしつつ、同時並行で(視聴完了部分につき視聴完了次第その都度)以下の問題集での演習をスタートさせます。

 
民事実務基礎 (予備試験論文 2)

 
刑事実務基礎 (伊藤塾試験対策問題集:予備試験論文 1)

 

~2022年1月15日 予備試験論文過去問解析講座、旧司法試験論文過去問解析講座及び選択科目講座の過去問解析講座部分の視聴を完了し、1周目を終わらせる

講義時間数はさほど多くありませんし、冬休みも入るのである程度余裕があると思いますが、予習があり、復習があり、わからない箇所を基礎講座(総合講義300)テキストで確認する作業があり…という手間があることを考え、若干余裕を持たせました。

スキマ時間の扱いは上記各論文過去問講座の解き直し。

 

~2月20日頃の1ヶ月強 論証集の「使い方」講座を受講するのと並行して、重要問題集習得講座、選択科目問題集、法律実務基礎科目問題集及び各論文問題過去問講座の解き直しをする(スキマ時間も同様)。

この時期には途中から春休みに入るため、余裕のある時期だと思います。

この時期が始まる前には、 既に重要問題習得講座及び選択科目問題集は解き直しを含めて4~5周、各論文過去問講座を1~2周はできており、論文問題を解ける基礎は十分に固まっていると思います。

この時期にはさらに磨きをかけたいと思います。

そこで、この時期の初めに論証集の「使い方」講座(全36時間程度:労働法の場合)を受講し、基本的な論証の復習をします。

その後、論証集で得た知識を定着させるため、重要問題習得講座、選択科目問題集、法律実務基礎科目問題集、論文過去問講座を繰り返し解いて、論証の知識を定着させるとともに、論文問題の論点判別・解答の精度を上げます。

 

この時点で、論文問題に関しては合格レベルにまで達することも可能ではないかと思います(但、短答対策集中期間を挟むと論文問題への対応力が落ちる場合あり)。

予備試験は基本的な問題で構成されていると言われていますので、基本問題を精度高く書ければ合格できる可能性が十分あるからです。

 

また、このあたりの時期から1~2週間に1通程度、本番同様に答案を紙に書く(起案する)ことで、自分の弱点を知る(知識の正確さ、時間配分の適切さ等)ことができれば理想的です。

本番を見据えた予行演習にするという意味で、起案する問題は予備試験の過去問が理想ですね。

2月21日頃~5月中旬(短答試験本番):短答対策・強化期間

この頃から短答対策スタートさせるのは、割と現実的なラインではないかと思います。

ちょっと予定が後ろ倒しになった場合も3月上旬〜中旬にスタートさせ、一方、予定を前倒しにできた人はもう少し早くスタートさせても良いかもしれません。

まず、短答講座(Ⅰ:20時間、Ⅱ:125時間、過去問:97時間)は、春休みという時間に余裕ある時期を活用し、3月内には受講し終えます(もちろん予習の際に問題は解きます、短答の場合はア〜オ等の記号を書くだけなので講座受講前の演習でも書いて良し)。

スキマ時間は、短答問題の演習を中心に短答対策を行います(短答講座に全年度の過去問が含まれるようなので、それのみを使用して問題演習。~2021年9月15日までに使用した問題集は使わないで教材を絞る)。

講座視聴完了後は、短答問題をひたすら解き続けます。

短答試験本番までに全科目最低5周はしたいです。

 

また、僕は受験生時代、この時期に短答対策に集中しすぎて論文問題の回答力が落ちることを懸念していましたし、実際そのようになってしまう人もいたようです。

ですので、答え合わせを含めて1日30~1時間ちょっと程度で収まるくらいの演習量、僕であれば1日3~6(選択科目含)科目×各科目1問ずつの合計3~6問の論文問題を、今まで通り頭の中で演習することを並行して行います。

僕は勉強時間が決して長くなかったので、短答対策とのバランスを考えると1日30分ちょっとで収まる量≒1日3~4問とします。

なお、本番前は体調にも配慮しなければいけません。

決して夜更かしはしないようにしましょう。

 

shihounoinu.hatenablog.com

5月中旬(短答試験終了後)~7月中旬(論文試験本番):重要問題習得講座、選択科目問題集、法律実務基礎科目及び論文過去問講座の解き直しがメイン。予備試験答練と法律実務基礎科目答練をペースメーカーに。

重要問題習得講座は、この時期に解くものを含めて累計8~10周、その他の問題集及び論文過去問講座は累計5~6周できればgood!と思います。

ただし、2月20日以前の短答対策集中期間前に上記の周回数をすでにこなしてしまった場合を含め、この時期に各問題につき2周はしたいと考えてしまいます。

なぜなら、やっぱり本番前にしばらく解いていないと忘れてしまうからです。

本番で答案用紙に書けなければ今までの努力も水の泡になってしまいますので、本番直前には記憶のメンテナンスとして、特に重要問題習得講座、選択科目問題集、法律実務基礎科目問題集といった論点網羅的な問題集は欠かさずに解き直したいです。

 

また、論証集のチェックも暇を見てコツコツ行えるとよいですね。

予備試験答練及び法律実務基礎科目答練は、全科目しっかりフルで答案を書き(起案し)ましょう。

本番のシミュレーションとして、本番同様の環境で解くこととします。

 

なお、本番前は体調にも配慮しなければいけません。

決して夜更かしはしないようにしましょう。

論文試験終了後~論文試験合格発表:好きにするがよい

理想は口述に備えて勉強することですが、僕は全くやる気が起きませんでした。

ですので、毎日近所の公園で2時間くらいぼーっとした後、自宅で野球アニメ『メジャー』を見ていました。

まあ、理想を言えば、スキマ時間くらいは法律実務基礎科目(口述試験の科目です)を解き直し主体で勉強してもいいかも。

論文試験合格発表~口述試験(2018年は10月下旬):2週間ちょっとしかありません!!!

死に物狂いで法律実務基礎科目の勉強。

口述模試はもちろん受けよう。

民事は要件事実がメインで、あと民法と民訴法の知識がちょっと。僕は弁護士職務基本規程が出なかった人ですが、受任不可事件や利益相反をはじめとする頻出問題は一応答えられるようになっておきたい。

でも、この期間に0から詰め込むのではなくて、2021年のうちからしっかり積み上げてきているはずなので、多分大丈夫*2

刑事は刑法と刑訴法、刑訴規則の基本的な知識があれば大丈夫。

 

なお、本番前は体調にも配慮しなければいけません。

決して夜更かしはしないようにしましょう。

 

一般教養講座について

多分見ないが、10時間程度とそこまで長くないので余裕があれば電車内等スキマ時間で聞き流す。

 

一般教養は大学受験を一般入試で合格していたので、特に対策する必要性を感じませんでした。

実際、僕は一般教養の短答は39/60点だったので、この考えは変わっていません。

僕は短答・論文共に一般教養は無対策でしたが、特別な事情がない限り一般教養は対策しないでいいんじゃないかと思います(2022年予備試験では論文試験から一般教養がなくなるそうです)。

あとがき

以上を参考にしてもよいですが、あくまで自分の良かった点と反省点を織り交ぜた経験者としての(お気楽な)振り返り的シミュレーションですので、ご自身に合うようにカスタマイズしましょう。

また、計画を余裕を持ってクリアできるようにタスクは後回しにしないようにするべきですが、仮に思い通りに行かなかったとしても、原則3の通り、自分を精神的に追い込まないようにしたいですね。

 

 

本記事でシミュレーションに用いた講座

予備試験1年合格カリキュラム

現在(2021年8月10日更新時点)、2022年合格目標・2023年合格目標ともに30%割引中

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*1:ここでは頻出論点を隈なくカバーしていることを「網羅性がある」ということにします。

*2:僕はこの時期に0から詰め込みました。ひどい出来でした、すみません。