司法の犬です!
今回の記事は、論文試験の手応えなどを書いていきます。
1.要点
多分落ちた。
原因は実務基礎科目を全く勉強しなかったことです。
いや~、辰巳の赤本・青本の口述試験の再現と、(他のブロガーさんの)平成28・29年の口述再現のブログ記事くらいは見ておくべきでしたね。
巷では易しいと言われている民事実務基礎で、設問1の小問1(保全の問題)が分からず、設問3(相殺と時効)は白紙…。
合格はかなり厳しいでしょうな。
赤本・青本=辰巳法律研究所『司法試験予備試験法律実務基礎科目ハンドブック』民事・刑事
2.各科目の感触
僕は予備試験初受験であり、かつ、全くの独学でやっていたので答練等も受けたことがありません。
ですから、自分の答案の評価が如何ほどか正確に予測ができません。
ゆえに、以下の自己評価はほとんど当てにならないと思ってください。
憲法:D~F
●論点は拾ったが、要領を得ない文章になってしまった。
●前日4時間しか寝られず、睡眠不足(という、どうしようもない言い訳)。
行政法:B~D
●設問2の事情をうまく使ったあてはめができていないように思う。
●但し、行政法は新司法試験の過去問と予備試験の過去問を見ていれば、全て既知の論点なので、論点落としは無いと思う。
民法:A~C
●昨年と比べて易しい問題だったので、それなりに書けたとは思う。
●しかし、それゆえに他の受験生もよく書けている?
商法:A~D
●商法らしい条文を駆使する問題だったと思う。
●今までの新司法試験や予備試験のような、専ら株主総会について訊く問題ではなかった。
民事訴訟法:A~C
●過去の傾向から大きく外れたために、一番面食らった科目。
●但し、旧司法試験に類似の問題があったので、記憶の片隅から(完璧ではないが)なんとか引っ張り出して書いた。
刑法:A~C
●普通の刑法の問題。
行政法と同様、新司法試験と予備試験の過去問を見ていれば、既知の論点。
●でも何かミスしてそう。
刑事訴訟法:B~E
●本来一番得意な科目…なはずの刑訴法。
本番では不発どころか、弾が出てこないので不思議になって銃口を覗き込むと、突然発砲し負傷する…という漫画のような裏切り行為にあった(と思う)。
●苦手な公判法でもなく、得意の証拠法でもなく(過去問の傾向的には伝聞法則が出ると思ってた)、捜査法メインの出題。
僕は、違法収集証拠排除法則で(証拠能力を肯定するのが面倒だったので)証拠能力を否定しましたが、後から「判例の見解を採った人だったら肯定しただろうな」と後悔する。
法律実務基礎:D~F
●Fの可能性が濃厚。理由は、民事の設問1の小問1と設問3が0点だから。
●刑事も、最後の法曹倫理の問題で、時間が足りず当てはめをしないという暴挙に出た。設問2と3が、初見の問題で時間使いすぎたためである。
●2科目分の点数配分がされる実務基礎科目でF(どんなに良くてもDだと思う)という失態をしては、予備試験には受からんだろうと思った。
一般教養:A~F
●予備試験を受験されたブロガーさんたちの成績通知書を見ると、合格されている方でもこの科目はFが多いです。一方、A、Bを取っている人もそこそこいます。
●要するに、全く採点基準が読めない科目だと思っています。
●「平成30年の予備試験の一般教養は設問2が難しかった」と言われているようですが、私は一般教養の設問2は主観的には「できた」と思っています。
●設問2は、中略部分で筆者がどんな主張をしているか(つまり、主張の内容)というのを、中略の前後から推測することができたか否かがポイントなのではないかと思いました。
●ですので、一般教養は主観では、A~Dだと思っています。
長くなりましたので、続きを別の記事に書くことにして、一旦締めたいと思います。
お読みいただきありがとうございます!
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