予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

予備試験・司法試験の論文試験結果待ちで暇な時期の過ごし方

理想の結論:勉強(9/20追記:コメント欄で「司法の犬が論文合格発表まで勉強するとしたら、何を勉強する?」との質問に答えました

現実的な結論:下記のとおり

 

理想と現実(もうこれ以上勉強なんてやってられるか!笑)

予備試験又は司法試験の論文試験の結果待ちをしているこの時期、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

僕は、受験生時代に、この時期をどう過ごすべきかについて迷いがあったので、合格者のブログ等を読み比べていました。

当時の情報発信をしていた合格者が意識が高い人ばかりだったのか、

予備試験の論文結果待ちの時は、勉強しろ。

合格していた場合には司法試験の受験でこの時期に休んでいたライバル受験生に先んじることができる。

また、不合格の場合でも、翌年の予備試験再チャレンジにあたって、この時期に休んでいたライバル受験生よりも有利になる。

司法試験の結果待ちの時は、勉強しろ。 

合格して修習に行ったら忙しくて民法や刑法の基本書を読み直している暇はない。また、要件事実の勉強をするのも良いだろう。

不合格の場合は、翌年の再受験の時にこの時期に勉強を休んだライバル受験生を引き離すことができる。

などと書いている人が(感覚的に)半数以上だった気がします。

 

 

しかし!

現実は理想どおりに行きません。

「今まで散々勉強したっていうのに、まだ勉強し続けろと言うのか!?」という思いでした。

この考えには、皆さんも同意してくれるんじゃないでしょうか?

 

 

結局のところ、僕は、

・予備試験の論文試験終了後〜論文試験合格発表

及び

・司法試験終了〜司法試験合格発表

の期間は、全く勉強しませんでした*1

 

試験が終わってから最初の数日は、「ちょっとは勉強しなきゃな〜」とか思っていたのですが、どうにも気分と腰が重く、勉強する気になれませんでした。

 

そこで、「合否の発表までは休んで精神的にリフレッシュする!」と開き直りました。

今回は、論文試験合格発表待ちの時期にどんなリフレッシュをしていたかについて、ご紹介します。

「学生の身分である、又は大学若しくは法科大学院を卒業した無職期間であり、十分な収入がない」ことを前提とします。

 

リフレッシュのメニュー(ぼっち用)

①短期バイト(司法試験終了後の2019年6月~8月に実践)

僕は、お中元シーズンに、郵便局の仕分けや運送会社の配達の期間限定バイトをしていました。

普段は、試験勉強で頭を使う作業ばかりしていたので、上記のような体を使ったアルバイトは良い気分転換になりました。

 

お金がなさすぎたので、修習が始まるまでの期間にちょっとでもお金を貯めようというわけです。

例えば、配達のバイトは午前中のみでしたが、週6で働いたので、月に13万円ちょっと貰えて、結構ハッピーでした。

 

②旅行(特に海外旅行 ※2021年8月31日の執筆時点では旅行目的での海外渡航不可)

(今はコロナウイルスの関係でそもそも厳しいですが)修習に入ると、二回試験が終わるまでは事実上海外旅行に行けなくなるので、修習に入る前にヨーロッパに旅行に行きました。

なお、旅行代金は上記①のアルバイトによる給料を充てました。

 

国内旅行

2019年7月に北海道、同年9月に奈良・京都に行きました。

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富良野市内のラベンダー畑(北海道・富良野市)2019年7月

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京都仙洞御所(京都市上京区)2019年9月

北海道には、じゃらんの飛行機&宿泊パッケージを利用して行きました。

奈良・京都には、交通手段としては東海道新幹線のスマートEXを、宿泊予約にはじゃらんを利用して行きました。

 

修習開始前は特にお金の余裕がなかったので価格重視だったのですが、

そのような僕にとっても、じゃらんは個人的に満足できるサービスでした。

 

海外旅行

2019年11月に、STWという旅行会社を利用してヨーロッパへ行きました。

stworld.jp

価格は、HISやJTBなどの大手に比べて数万円単位で安かったです。

また、この会社が一部の地域で行っている「ベアフットツアー」という名の、現地人が日本語で案内してくれる散策ツアーでは、旅行ガイドには載っていないようなその街の面白さを教えてくれました。

知的好奇心が満たされて非常に楽しかったです。

参加者は、僕と母の2人だけだったのでガイドさんとの距離も近く、お喋りも楽しめました。

 

マイナーな企業かもしれませんが、僕的には非常に利用満足度が高かったです。

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ベアフットツアー参加時に撮ったカレル橋(チェコプラハ)2019年11月

 

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オーストリア国立図書館(※2019年11月時点でウィーンにおけるベアフットツアーはありませんでした。)

 

③ 金を使わずに暇を潰す

具体的には、

YouTubeなどの完全視聴無料サービス

・U-NEXT、Hulu、DAZN等の期間限定の無料キャンペーンをしている動画サブスクリプション・サービス

で動画を見まくって暇を潰していました。

 

あまりに暇だったので、

DAZNでは、夜はレアル・マドリード戦(スペインサッカー)を、朝はMLBをリアルタイムで観戦していました。

・U-NEXTではコナンの映画全作品を2周しました。

・動画サブスクリプション・サービスに入っていない期間は、YouTubeで色んな動画を見ていました。

 

なお、お金がなかったので、動画サブスクリプション・サービスについてはいずれも無料期間終了の数日前に退会しました。

めっちゃ嫌な利用者ですよね…*2

 

 

U-NEXTさん、コナンの映画楽しかったです、ありがとうございました。

(でも月額1,980円とちょっと高いので、無料期間だけ楽しませていただきました汗)

 

 

というわけで、

・無料期間だけ楽しんで、無料期間が終了すると同時に他のサービスの無料キャンペーンを利用する

・多少お金に余裕があると言う方は、NetflixAmazonプライム・ビデオを利用する

ということをすれば、約3〜4か月間の結果待ち期間を楽しく過ごせるんじゃないでしょうか。

 

僕は自分に過度なプレッシャーをかけやすい性格だったので、こういった動画サービスは良い気晴らしになりました。

自分を精神的に追い詰めすぎる方、プレッシャーを感じやすい方にとって、動画に没頭する日々を送りつつ合格発表を待つことは、ひとつの解決策になるかもしれません。

 

 

 

*1:多分、1秒たりとも勉強していません。もしかしたら記憶にないだけで、トイレや風呂の中で1日10~15分程度問題を解くくらいのことはやっていたかもしれませんが…

*2:ただし、修習中、DAZNだけはクラシコというレアル・マドリードVSバルセロナの試合の時だけ再入会をして、年間あたり2か月間分の正規料金を払っていたので許してほしい。