予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

2021年版・新人弁護士の給料等の話【稼げないの?】

皆さんが大好きなお金周りの話をします。

予備試験や司法試験に合格した後の話で気になるのは、結局ここですよね?

「いくら稼げるんですか?」

 

「収入が高い職業」の代表に挙げられることが多い弁護士ですが、その生活はいかに。

 

 

司法の犬の場合(個人事件禁止/一般的なパターン)

・月収額面:50万円

・暫定手取り:44万数千円(10%程度の源泉徴収をされています。)*1

弁護士会費事務所負担

・基本的には月〜金 9:15~17:30

・勤務先はそこまで都会じゃない

・実家暮らしで基本的な支出は抑えめだが、デジタル機器をちょいちょい買っているので・・・

・勤務時間はやや短めですが、他は割と一般的なパターンかなと思います

 

四大事務所に行った友人Aくん(個人事件禁止/激務高級取り)の場合

・月収額面:不明(ヒアリングしてません)

・年収手取り:900万円くらい

→下記サイトによれば額面1,300万円くらいということになります。

ただし、弁護士の場合、弁護士国保という定額保険に(2年目からは)加入することになるので、一般サラリーマンよりは社会保険料負担が軽いです。

よって、額面年収1,200万円くらいと予測します(適当)。

弁護士会費は事務所負担。

・月〜土 10:00-24:00頃

・日曜は半日働くことも

・大手町(大都会)勤務、住まいは一駅離れた場所(家賃1Rで12万円)

・家賃・食費等を中心に毎月30万円の支出がある。

 

www.sakai-zeimu.jp

一例として、東京都弁護士国保のページのリンクを掲載します。

www.bengoshi-kokuho.or.jp

 

分析

2人とも同じ大学、学部違いの同級生です。

価値観の違いが現れていますね。

 

・司法の犬

→四大法律事務所とか激務なところは嫌だ。他人(=パートナー弁護士)を豊かにすることに興味がない。

・Aくん

→エリートならまず四大からキャリアをスタートさせたい!

 

どちらかと言えば、Aくんの方が一般的な考え方かと思います(笑)

最後に

一時期の一部報道であった「新人弁護士の就職難」「年収300万円」という時代は、本当にあったようです。

しかし、就職活動中に伺った情報では、それも65期前後までのことだったようです。

65期前後までは、法律事務所がかける求人に対して、応募者の数が圧倒的に多かったことが原因のようです。現在では、求人倍率はそれなりに落ち着いています。

73期では、(👉【ひまわり求人】を見れば分かりますが)初年度年俸600万円の事務所が大多数です。

修習中に同期から聞いた限りでは、四大や外資等名門企業法務事務所であれば、最大で年俸1200~1500万円程度、他方、年俸600万円未満の事務所もちらほらといった感じでした。

 

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*1:「暫定」というのは、個人事業主扱いであり、年末まで課税所得並びにそこから導き出される税率及び税額が確定しないので、このように表記しています。