予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

【速読】のやり方(本、試験問題、英語長文)

司法の犬です!

今日は、リクエストが有ったため「速読」=読書スピードをあげるには、どうしたらいいかということをお話していきます。

僕の最大かつ唯一の長所である速読法をご紹介するので、僕の唯一の優位ポイントが失われる可能性があります(習得しないことをオススメしますw)。

 

以下注意点です。

・僕がやった方法であり、最善とは限りません(ただし、お金をかけずに出来ます)

・完全習得に2ヶ月程度要しました

・大学の同級生2人に、やり方を訊かれて教えましたが、彼らは習得できなかったようです(人によって習得できない場合があります、我が家の母は習得できました)

概要

まず使用した道具は

宇都出雅巳著『どんな本でも大量に読める「速読」の本』です。

 

僕は、大学受験時から(主に英語の長文で)速読ができるようになりたいと思い、速読関係の本を読み続けてきたのですが、50冊以上読んだ中で宇都出さんのこの本だけが、唯一効果がありました。

ですので、書店にある中で、唯一効果のある速読本といっても過言ではないです。

要旨

さて、大まかな内容としては2本の柱があります。

①ストック(前提知識、関連知識)を蓄えよう

②分からないところがあっても止まらないでどんどん先へ行く(速く、何回も読むほど理解できる)

解説

①:これは周辺知識があったほうが内容を理解しやすいので、その分速く読めるということです。

例えば、予備試験受験生の皆さんは、

微分方程式とか量子力学は全くわからない

・生活術(例えば、節約術とか片付け法)は身近なことなので、本の内容がすっと入ってくる

だろうと思います。

両者の違いは、「自分で学習または経験したことによって、既に知識・感覚が身についているか否か」です。

つまり、速く読むためには、基礎となる知識を蓄えようということです。

 

②:これは分からないところがあっても立ち止まらず、次へ進み「短い時間で1周して、浮いた時間でさらに何周もする」方が記憶が定着するし、理解もできるということです。

更に詳しく言うと、次のようになります。

・一回あたりをガッツリやるよりも、軽く何度も見た方が記憶が定着する

(これは記憶についての学術研究で証明されています)

・一回あたりに時間をかけずにさっさと読んだほうが、前後の内容がリンクしやすい

(例:3時間で推理小説を読み切れば全体の内容が、スッキリ頭の中でつながります。

他方、1ヶ月かけてやっと1冊の推理小説を読み切る場合、結論部分を読むときには冒頭の基礎情報や途中の伏線、証拠を忘れてしまっているため、前後の内容が頭の中でリンクしない)

 

本書は、司法の犬が2016年に読んだ約400冊の本の中で、3本の指に入る良書でした。

この本は700円(kindleなら650円)という安価で買えるので、元を1000倍以上にして取れるものだと思います。

司法の犬がやっているアレンジ方法

僕は、②について「とにかく速く先に進もう」という意識を持って「一度に2~3行を読む」という読み方をしていた結果、2ヶ月位でそれが完璧にできるようになりました(ちなみにこれも独学ですw)

後で調べてみると、「複数行読み」というのは速読テクニックの初歩中の初歩らしく、多くの人ができるようになるとのことですので、ぜひ宇都出さんのやり方に加えて、「複数行読み」もやってみて下さい。

 

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