予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

科学的に効果のある努力のやり方ー練習しても結果がでない理由

司法の犬です!

今日は、「どのような努力をすれば、効率的に上達できるのか」について書きます。

「各分野で一流と呼ばれる人の共通点は何か」についての研究

同じ時間練習や勉強をしても、成績に個人差が出てしまうのはどうしてなのでしょうか?

例えば、部活で同じような練習メニューをこなしているのに、3年間で上手い下手の差が出てきてしまうのは、何が原因なのでしょう?

今回の記事は、あなたが「他の人と同じ練習をした場合に、他の人よりも良い成績を出したい」と望むならば、大変有益な記事です。

どのような努力を継続すれば結果に結びつくのか、ヒントが得られるような書籍を紹介します。少しの時間を使って、紹介する2つの本をお読みになることを推奨します。

 

科学的に効果のある努力について

(参考1):「継続は力なり」

『GRIT やり抜く力』

●アンジェラ・ダックワース(ペンシルベニア大学心理学教授)著

マッカーサー賞(別名「天才賞」)受賞

 

最近の研究では、何かを上達させるにあたって、最も大事なのが「GRIT(やり抜く力)」だと考えられています。よく「継続は力なり」と言われますよね。

「継続は力なり」というのは本当で、継続するにあたって必要なのがGRITです。

しかし、ただ継続しているだけでは意味が無いということも分かっています。

(例えばですが、主婦歴40年の方の料理は、料理人歴2年の方の料理よりも美味いでしょうか?)

この本では、①GRIT(やり抜く力)の育て方に加え、②普段の練習の際に意識しておくべきポイントについて詳細に解説することで、成果の出る練習方法を提示しています。

 

 

(参考2):「頑張りすぎは逆効果!?」

一日10時間勉強しても成績が上がらない人は、どこに問題があるのか?

他方、一日3~4時間の勉強でもグングン成績を伸ばす人は、何をしているのか?

このような両者の違いが生じる理由、気になったことありませんか。

この本は、⑴休憩と⑵トレーニング方法に焦点を当てて、一流とその他の違いを示しています。

一流になるための効果的な練習メソッドを知ることができる一冊です。

近年の類似研究をまとめた項目も多く、これ一冊で「効果的な練習」について幅広く学べるオトクな一冊です。

(追記)

『PEAK PERFORMANCE』

ブラッド・スタルバーグ(パフォーマンス科学に強い作家)/スティーブ・マグネス(オリンピック選手を含むスポーツ選手のコーチ)共著

 

『PEAK PERFORMANCE』は、当ブログで紹介した書籍の中でも指折りの人気を読者の方から得ているようです。

この本の面白い点としては、具体例を使った分かりやすい記述で、皆があまり重要視していないけれど実は大切*1な休憩について説明しているところ。←なぜ大切か?これは、文末の注1をどうぞ。

 

「正しい休憩の取り方」という、他とは違う視点からまとめた本

 

 

欲を言えば、両方とも読んでみるとよいと思います。

が、まずはどちらか一冊だけでも読んでみるのがよいでしょう。

司法試験や予備試験は、1日10時間勉強しても合格できないことがある試験です。

ならば、紹介したような「一流になるための効果的な努力」の方法を知って、①効率的に勉強し、②試験に合格する可能性を上げるのが賢い人の採る戦略です。

 

「正しい努力の仕方」を知っているのと知らないのとでは、後々大きな差ができてしまうかも…

 

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