予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

平成30年予備試験口述試験成績通知書/口述模試の結果

司法の犬です。

タイトルの通りです。

早速行きましょう。

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やっぱりギリギリだったか…危ない。

 

参考までに、口述模試の結果

辰巳口述模試(学習開始2~3日)民事A 刑事A~B(AとBの中間に○してあった)

伊藤塾口述模試(学習開始1週間くらい 民事61 刑事60

資格スクエア口述模試 民事60 刑事61

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口述試験の感想

・待ち時間にお腹空きます 

伊藤塾で配られる再現を見ればわかりますが、模試よりも本番の方が採点厳しいです(というか模試の採点が甘いです)

 

以上、お読みいただきありがとうございます。

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疲れた時、勉強の間の休憩時間中にするおすすめの行動3選【実践済】

・目をつぶっている(寝る)【基本】…

目をつぶって視覚から入ってくる情報を遮断することで、脳を休ませています。

脳科学者が執筆した、勉強にまつわる様々な研究データをまとめた『科学的に正しい勉強法』でも勧められています。

僕は、25分勉強をしたら、5分から8分間くらい目をつぶって横になっています。

そうしないと、いずれ脳が疲れて集中力がもたなくなってしまいますので。

 

・風景写真を見る

下記画像の風景写真集をよく見ています。

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ネットでも簡単に自然の映像は見られるのですが、

一度ネットを始めてしまうと、サーフィンしてしまうおそれがありますので、

勉強の休憩時間中にはネットを触らないためにも、僕は本で持っています。

以前「科学的に効果のある努力のやり方」という記事*1で紹介した『PEAK PERFORMANCE』でも自然の写真を見るのは、脳科学的にオススメの休憩方法として挙げられています。

 

・稀にスクワット…

メンタリストDaiGo氏が『超・効率的勉強法』でおすすめしていました。

血流が良くなった気がして、集中できると感じています。

ただ、運動嫌いの僕にはあまり向いている気はしませんでした。

 

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勉強をするコツ(自習・環境)

司法の犬です!

自習をするにあたって重要なポイントは、「場所を選ぶこと」「場所を整えること」だと思います。

両者は自分にとって勉強しやすい状態を作り出すという目的は共通であり、その目的を達成するために、勉強しやすい既存の環境を「選ぶ」か、勉強しやすい環境を自分で「作り出す」かということです。

 

・「選ぶ」とは

既存のものを使ったほうが手間はかかりませんので楽ですので、こちらが基本形です。

例えば、図書館やカフェで勉強する人は、(家から離れていて誘惑を断てるなどの理由で)勉強しやすい場所としてそこを「選んでいる」ことになります。

人間は、「〇〇ならば、□□する」といった条件付けをすると行動しやすくなるので、「この場所に来たら、勉強する」という条件付けがなされているという意味で「勉強場所を選ぶ」ことはGOODです。

 

・「整える」とは

「選ぶ」段階を終えたあと、その場所を自分なりにカスタマイズします。

例えば、僕は自宅周辺に自習室付きの図書館などはありませんので、自宅で勉強します。ただ、学校や予備校などの自習室のブースの形にカスタマイズしました。

というのは、ブース型の自習室で集中できるのは、自習室が勉強をする場所として認識されている(先述の条件付けにあたる)ということや、周囲が勉強しているなどの理由に加えて、あの机の形が集中力を上げてくれる事がわかっています。

ただ、ブース型の机は値段が高いので、司法試験予備校なんてとても使えない程度に貧乏人の僕はタダでカスタマイズしました。

 

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どうですか、これw ヒドい見た目でしょう?

机にガムテープでスーパーでもらえるダンボールを貼り付けています。

でも、こんなのでも効果あるんですよ。

 

最後に一言、言わせてください。

千代田図書館や文京区真砂中央図書館、中央区の図書館(日本橋、京橋、月島)使える方、ホントに羨ましいです。

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【祝】宇都出雅巳先生のブログ記事に紹介された記念、司法の犬流「複数行読み」のやり方

司法の犬です。

 

以前書いた速読の記事が、その速読法のネタ本の著者である宇都出雅巳先生のブログ記事で紹介されました!(パチパチ)

shihounoinu.hatenablog.com

宇都出先生のブログの「2018-11-11 21:33:03」の記事です。

はい、ちょっと舞い上がっております。

 

司法の犬流「複数行読み」のやり方 

最初にポイントを言ってしまうと、宇都出先生のブログの当該記事における本書引用部分での一文「リラックスして、中心視野、周辺視野を問わず、視野を広く保って見ること」です。

一度で理解しようとすることなどが原因で集中しすぎる(=緊張する)と、一文字一文字をじっくり見ていくことになります。

そうなると読むのはどうしても遅くなります。

それはそれは、僕も最初は視野を「一点集中」から「リラックスして視野を広く保つ」よう矯正するのには苦労しましたが、それもはじめの3週間程度でしょうか(ただ、これができるかできないかでホントに違うんですよ)。

なお僕は、視野を広げて中心視野で文字を捉えるように意識していました。

というのは、周辺視野だと無意識では情報を脳に入れているのでしょうが、やはり顕在意識*1で情報を入れないと、曖昧なままで不安でしたので。

このときに、「視野を広く保っても中心視野では、1行ずつしか読めないよ」という方に、同じ悩みを持った僕がどのような方法を採ったのか紹介します。

それは、とある2行を、「縦書きなら右目で右の行、左目で左の行を捉える」「横書きなら右目で上の行、左目で下の行を捉える」ことです。要するに、「眼球1つにつき1行ずつを担当する」ということです。

 

ちなみに僕は、今は読み方が定着しているので、以上述べたことはあまり意識していませんし、少しレベルも上がっています。平易な内容の本である場合、横書きならほぼ目の動きは「左上から右下」、縦書きなら「右上から左下」で内容把握ができます。

もっとも「ストック=前提知識、基礎知識」のない分野であれば、やはり基本である「2~3行読み」に戻るのですが。

 

Q.このテクニック、初見の本でも使えるの?

僕は(当然のように)使えます。

そのような読み方をしていると、いずれ定着する(人もいる)のだと思います。

 

以上、緊急記事でした。お読みいただきありがとうございます!

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*1:無意識の対義語で、普段我々が使う「意識」と同義

予備試験、独学・1年合格の勉強法【リクエスト】

大それたタイトルですみません、司法の犬です。

「復習の頻度や勉強計画の立て方、勉強日記の有無など」もう少し細かく司法の犬の勉強法を教えてほしい、との声をいただきました。できる限りお答えします。

ただ、記憶が脱落している部分もありますので、そこはご容赦ください。

枝葉のテクニック(魚を与えるより、魚の釣り方を=勉強法の作り方のタネ本)

(注意)僕が採った勉強法が絶対の正解ではありませんし、人それぞれ特徴があります。他人のやり方を真似るより、ご自身に合う形にアレンジしてください。

 

僕は「勉強法オタク」でしたので、勉強法の本を読みまくりました。

そこから、勉強法を形成するにあたり採用した本を、簡単にご紹介します。

復習の方法、計画の立て方

・超速太朗『「一発合格!」勉強法』

著者名(ペンネーム、本名は岡太朗。社労士試験の講師)や装丁は怪しいが、内容は至極マトモ。

・勉強計画は、ゴールからの逆算で立てる

・勉強の進め方(最初は過去問を中心とする問題集でポイントとなる箇所を把握→授業テキストの順に進むと、試験に受かりやすい形で知識定着)

・復習の仕方(「繰り返しの魔法」と題して、同一範囲を何日間か連続して復習することで、①記憶定着が図れる②時間に余裕が出てくる)

 

※2019年6月追記

 今読み直しても「良いことが書いてある」と思う部分は多いです。

ただ、2019-1-30の方法と抵触する部分もあるので、当該部分は2019-1-30を優先させてください。

 

 

参考:基本となる勉強法についてはこちらの記事

shihounoinu.hatenablog.com

 

【後日追記】

アップデートされた勉強法はこちら。大幅に改変されていますので、ぜひご一読を。

shihounoinu.hatenablog.com

  

司法の犬の勉強日記(メモ書き多くてすみません)

スタンダード100最初の1~3周目(2017年11月19日~)

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スタンダード100の4~6周目

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 短答時の勉強日記(東京都、裁判所、国家総合職というのは公務員試験のことです)

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質問に答える(予備試験独学の合格法、アイドル、得意分野、生活習慣、大事にしてること)Part.2

司法の犬です。

それでは、質問に回答する記事Part.2に入ります。

 

Q4 脳科学詳しそうだけど、他になんか強い分野ある?

いえとくにないです。

強いて言うなら社会心理学ですが、知識として持ってるだけで使っていません。

 

Q5 生活習慣の中で譲れないのは?

1.睡眠時間はしっかり取る(最低7時間~平均8時間~時間に余裕があれば9時間)

2.勉強・仕事は午前中に頑張る(午前中のほうが効率が良いことが研究で証明済み)

3.昼ご飯は炭水化物とトマトを摂らない(血糖値上がり過ぎちゃうので、午後眠くなる)

じゃあ昼ご飯に何を食べているかというと、ナッツ類です。

ナッツは、健康に良いと数々の研究で証明されていますし、血糖値を上げすぎないため、重宝しています。但し、無塩のものに限ります。

昼ごはんと間食を合わせると、結構な量を食べるので(画像参照)、

通販で1kg袋あたり1600円弱のアーモンドを買っています。

家族全員がお菓子ではなく、アーモンドを食べるので結果的に安上がり?

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Q6 大事にしてること

1つ目

「世間の常識」を鵜呑みにしない

全て受け入れる/拒絶するのではなく、自分の状況や特徴を考えあわせて自分が当てはまるのかを、正確に判断する

ex.「いい大学に入って、いい会社に就職して、定年まで勤め上げるのが最高だ」という価値観は、良い社員に長く努めてほしい経営者が(自分に都合のよいように)広めたとしか思えない。僕は、協調性がないので「“チーム”会社(但し、お前の意見は聴かない)」という日本企業で働きたいとは思いませんでした。

【追記】司法の犬の思考回路を描いた人気記事はこちら

 

2つ目

自分を特別だと思わない

これは主に勉強法についてのことなのですが、効果の高いことが証明済みのとある勉強法Xがあって、他方、自分が現在行っている勉強法Aが科学的には成果が出にくいことが証明されているとします。

勉強ができない人は、「自分には今のやり方Aが合っている」「自分には効果が高いとされている勉強法Xが合わない」として固執します。

しかし、自分も、研究の被験者になった人も、同じ人間なのですから、脳の構造もほぼ同じのはずです。ゆえに、自分にとってもXの方が効果があるはずです。

僕は、「研究者さん、いい方法Xを発見してくれてありがとう」と思いながら、勉強法をシフトするのが正解だと思っています。

【追記】シフトした後の勉強法は下記記事参照してください。

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

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質問に答える(予備試験独学の合格法など)Part.1

司法の犬です。タイトルの通りですので、早速始めていきます。

 

Q1.予備論文対策でやったのは、ホントにスタンダード100だけ?

→2018年9月10日頃の記事にも書いたのですが、『スタンダード100』の前に、『新・論文の森』も各6周ほどやりました。

ですが、僕はこれから独学で挑もうとする方には、論文対策は『スタンダード100』と『逐条テキスト』のWセミナーの組合せがベストだと思います。

『スタンダード100』で演習しながら論点を漏れなく網羅する。

また、演習で気付いた理解不足を『逐条テキスト』で定義や学説・判例の確認をして補完する、という形です。

なお、『スタンダード100』を選んだのは、

・論文問題集の中では、論点の網羅性No.1間違いなし

・柴田孝之先生や佐藤大和弁護士(『ずるい勉強法』著者)が同書を「定番」と推薦

という理由からです。

 

Q2.スタンダード100って、1周にどんぐらいかかる?肢別本はどう?

『スタンダード100』は、一番厚い民法は2~3日くらいですが、行政法は1日で終わります。『肢別本』は、例えば民訴や刑訴は5時間弱ですね(平均値で考えて)。

※予備試験合格後、司法試験受験期は勉強法を変えたためもっと多くの時間が掛かっています。詳しい勉強法は2019-1-30記事をご覧ください。

shihounoinu.hatenablog.com

Part.1はこのへんで。お読みいただきありがとうございます!

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2週間で予備試験(法律実務基礎科目)口述試験対策【論文Fから】

司法の犬です。

以前、論文の成績通知書の画像をアップしましたが、僕は(当時無対策だったので)実務科目はF評価でした。

そして、論文試験に受かってしまったため発表から口述試験までの15日ほどで実務基礎の対策をしました。

以下感想です。

①実務は2週間でイケる(※速読できる人の場合。速読できない人でも1ヶ月ちょっとあればOK)ので、無対策は勿体無い

→(今思えば)なんなんでしょうね、僕の論文の実務のゴミ回答は。

簡単に解ける問題ばかりでした。

②「固有必要的共同訴訟って何?」などの語句定義があやふやでした。ですので、「新しいものに手を出すな」との伊藤塾の口述直前公開講座での岡崎講師のアドバイスを無視し、新たなテキストをやった(各3~4周)

③訴訟法の対策意味なかった、条文番号も短答過去問復習も無意味に終わった(時間返せよ)

2週間で実務対策ゼロから何をやったのか

さて、具体的な対策内容に入っていきます。

・生まれて初めて1日10~11時間勉強しました。

・感想①に対応して、実務科目で必須となる要件事実や刑事手続を勉強すべく

辰巳の『実務基礎ハンドブック』(赤本・青本)を2日で1周しました。

 
司法試験予備試験 法律実務基礎科目ハンドブック1 民事実務基礎〔第5版〕

 

その後、本番までに各5周しました。

このへんは、速読ができないと真似できないと思うので、

前々からの(とくに論文前からの)対策を強くおススメします。 

余談ですけど、赤本・青本口述受験生内でのシェアって意外に高いんですね。

1日目は待機所で右隣の人と左斜め前の人が青本を使用しており、2日目もトイレ移動の時に赤本・青本ユーザーを見かけました。

予備校本が好きだという方は、せび堂々と赤本・青本で実務基礎の勉強をしてください。

 

次に、感想②に対応して、

辰巳や伊藤塾の模試で、「〇〇」の定義ってなんですか?と訊かれて悩みまくったので、こういった定義等が弱いと感じました。とりあえず条文素読と定義の確認(刑法は学説の対立も)が一度にできるということで、『逐条テキスト』(刑法、刑訴、民訴)をやりました。

 
司法試験・予備試験 逐条テキスト (2) 民法 2021年 (W(WASEDA)セミナー)

このテキストが優れていたのは定義や学説の対立、判例の確認ができるということだけでなく、条文が理解しやすい加工がされていることです。

僕は普段ポケット六法を使っていますが、例えば刑訴法だと、222条1項がどんな内容の条文を準用しているのか、いちいち99条や111条1項に戻って確認しないといけないのが、本当にだるかった(ので戻らないことも多かった)です。

ですが、逐条テキストでは222条1項のところに「99条1項[差し押さえ]、100条[郵便物・信書便物・電信関係書類の差押え]、102条から105条まで[捜索・押収拒否権]・・・」といったように、[ ]で準用する条文の説明が書いてあるので、わざわざ前に戻らなくて大丈夫なのです。これめちゃ楽だし、ありがたい。

 

最後に感想③は愚痴です。

ほんっっとに訴訟法の勉強意味なかった。

刑事は論文でカバーできる伝聞の問題でしたし、

民事は当事者死亡による中断→受継の申立だけしかきかれませんでした。

半分ぐらいの時間を訴訟法に費やしたのに・・・。 

 

 

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

 

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平成30年予備試験口述試験結果

司法の犬です。

口述試験の結果は、

合格

でした!

 

合格率との関係もあって、論文の合格発表は「嬉しい」気持ちでしたが、口述の発表は正直あんまり嬉しさとかなくて、「ほっとした」という安堵の気持ちです。

 

論文合格発表前からこのブログを見続けてくれている方はもちろん、

論文合格発表後から応援してくれた方も本当にありがとうございます!

あと誰より、お母様、「口述落ちた」と言ったことでご心配おかけしました。

合格はお母様のおかげです、本当にありがとうございます。

 

以下告知。

「論文合格発表後から学習開始!2週間でゼロからやった予備試験実務基礎科目の対策」の記事は後日アップします。

ひとまず使用教材だけ公開しますが、

・実務基礎ハンドブック…模試や本番の会場で、「口述受験生内のシェア高いな」と思いました

・逐条テキスト(刑法、刑訴、民訴)…これはシェア低い(僕だけ?)、多くの受験生は予備試験用法文使用

・刑法のみ論文の森(原点回帰)

追記:実務基礎科目対策記事はこちら

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

以上です、お読みいただきありがとうございます。

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【速読】のやり方(本、試験問題、英語長文)

司法の犬です!

今日は、リクエストが有ったため「速読」=読書スピードをあげるには、どうしたらいいかということをお話していきます。

僕の最大かつ唯一の長所である速読法をご紹介するので、僕の唯一の優位ポイントが失われる可能性があります(習得しないことをオススメしますw)。

 

以下注意点です。

・僕がやった方法であり、最善とは限りません(ただし、お金をかけずに出来ます)

・完全習得に2ヶ月程度要しました

・大学の同級生2人に、やり方を訊かれて教えましたが、彼らは習得できなかったようです(人によって習得できない場合があります、我が家の母は習得できました)

概要

まず使用した道具は

宇都出雅巳著『どんな本でも大量に読める「速読」の本』です。

 

僕は、大学受験時から(主に英語の長文で)速読ができるようになりたいと思い、速読関係の本を読み続けてきたのですが、50冊以上読んだ中で宇都出さんのこの本だけが、唯一効果がありました。

ですので、書店にある中で、唯一効果のある速読本といっても過言ではないです。

要旨

さて、大まかな内容としては2本の柱があります。

①ストック(前提知識、関連知識)を蓄えよう

②分からないところがあっても止まらないでどんどん先へ行く(速く、何回も読むほど理解できる)

解説

①:これは周辺知識があったほうが内容を理解しやすいので、その分速く読めるということです。

例えば、予備試験受験生の皆さんは、

微分方程式とか量子力学は全くわからない

・生活術(例えば、節約術とか片付け法)は身近なことなので、本の内容がすっと入ってくる

だろうと思います。

両者の違いは、「自分で学習または経験したことによって、既に知識・感覚が身についているか否か」です。

つまり、速く読むためには、基礎となる知識を蓄えようということです。

 

②:これは分からないところがあっても立ち止まらず、次へ進み「短い時間で1周して、浮いた時間でさらに何周もする」方が記憶が定着するし、理解もできるということです。

更に詳しく言うと、次のようになります。

・一回あたりをガッツリやるよりも、軽く何度も見た方が記憶が定着する

(これは記憶についての学術研究で証明されています)

・一回あたりに時間をかけずにさっさと読んだほうが、前後の内容がリンクしやすい

(例:3時間で推理小説を読み切れば全体の内容が、スッキリ頭の中でつながります。

他方、1ヶ月かけてやっと1冊の推理小説を読み切る場合、結論部分を読むときには冒頭の基礎情報や途中の伏線、証拠を忘れてしまっているため、前後の内容が頭の中でリンクしない)

 

本書は、司法の犬が2016年に読んだ約400冊の本の中で、3本の指に入る良書でした。

この本は700円(kindleなら650円)という安価で買えるので、元を1000倍以上にして取れるものだと思います。

司法の犬がやっているアレンジ方法

僕は、②について「とにかく速く先に進もう」という意識を持って「一度に2~3行を読む」という読み方をしていた結果、2ヶ月位でそれが完璧にできるようになりました(ちなみにこれも独学ですw)

後で調べてみると、「複数行読み」というのは速読テクニックの初歩中の初歩らしく、多くの人ができるようになるとのことですので、ぜひ宇都出さんのやり方に加えて、「複数行読み」もやってみて下さい。

 

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