予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

平成30年予備試験口述試験結果

司法の犬です。

口述試験の結果は、

合格

でした!

 

合格率との関係もあって、論文の合格発表は「嬉しい」気持ちでしたが、口述の発表は正直あんまり嬉しさとかなくて、「ほっとした」という安堵の気持ちです。

 

論文合格発表前からこのブログを見続けてくれている方はもちろん、

論文合格発表後から応援してくれた方も本当にありがとうございます!

あと誰より、お母様、「口述落ちた」と言ったことでご心配おかけしました。

合格はお母様のおかげです、本当にありがとうございます。

 

以下告知。

「論文合格発表後から学習開始!2週間でゼロからやった予備試験実務基礎科目の対策」の記事は後日アップします。

ひとまず使用教材だけ公開しますが、

・実務基礎ハンドブック…模試や本番の会場で、「口述受験生内のシェア高いな」と思いました

・逐条テキスト(刑法、刑訴、民訴)…これはシェア低い(僕だけ?)、多くの受験生は予備試験用法文使用

・刑法のみ論文の森(原点回帰)

追記:実務基礎科目対策記事はこちら

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

以上です、お読みいただきありがとうございます。

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【速読】のやり方(本、試験問題、英語長文)

司法の犬です!

今日は、リクエストが有ったため「速読」=読書スピードをあげるには、どうしたらいいかということをお話していきます。

僕の最大かつ唯一の長所である速読法をご紹介するので、僕の唯一の優位ポイントが失われる可能性があります(習得しないことをオススメしますw)。

 

以下注意点です。

・僕がやった方法であり、最善とは限りません(ただし、お金をかけずに出来ます)

・完全習得に2ヶ月程度要しました

・大学の同級生2人に、やり方を訊かれて教えましたが、彼らは習得できなかったようです(人によって習得できない場合があります、我が家の母は習得できました)

概要

まず使用した道具は

宇都出雅巳著『どんな本でも大量に読める「速読」の本』です。

 

僕は、大学受験時から(主に英語の長文で)速読ができるようになりたいと思い、速読関係の本を読み続けてきたのですが、50冊以上読んだ中で宇都出さんのこの本だけが、唯一効果がありました。

ですので、書店にある中で、唯一効果のある速読本といっても過言ではないです。

要旨

さて、大まかな内容としては2本の柱があります。

①ストック(前提知識、関連知識)を蓄えよう

②分からないところがあっても止まらないでどんどん先へ行く(速く、何回も読むほど理解できる)

解説

①:これは周辺知識があったほうが内容を理解しやすいので、その分速く読めるということです。

例えば、予備試験受験生の皆さんは、

微分方程式とか量子力学は全くわからない

・生活術(例えば、節約術とか片付け法)は身近なことなので、本の内容がすっと入ってくる

だろうと思います。

両者の違いは、「自分で学習または経験したことによって、既に知識・感覚が身についているか否か」です。

つまり、速く読むためには、基礎となる知識を蓄えようということです。

 

②:これは分からないところがあっても立ち止まらず、次へ進み「短い時間で1周して、浮いた時間でさらに何周もする」方が記憶が定着するし、理解もできるということです。

更に詳しく言うと、次のようになります。

・一回あたりをガッツリやるよりも、軽く何度も見た方が記憶が定着する

(これは記憶についての学術研究で証明されています)

・一回あたりに時間をかけずにさっさと読んだほうが、前後の内容がリンクしやすい

(例:3時間で推理小説を読み切れば全体の内容が、スッキリ頭の中でつながります。

他方、1ヶ月かけてやっと1冊の推理小説を読み切る場合、結論部分を読むときには冒頭の基礎情報や途中の伏線、証拠を忘れてしまっているため、前後の内容が頭の中でリンクしない)

 

本書は、司法の犬が2016年に読んだ約400冊の本の中で、3本の指に入る良書でした。

この本は700円(kindleなら650円)という安価で買えるので、元を1000倍以上にして取れるものだと思います。

司法の犬がやっているアレンジ方法

僕は、②について「とにかく速く先に進もう」という意識を持って「一度に2~3行を読む」という読み方をしていた結果、2ヶ月位でそれが完璧にできるようになりました(ちなみにこれも独学ですw)

後で調べてみると、「複数行読み」というのは速読テクニックの初歩中の初歩らしく、多くの人ができるようになるとのことですので、ぜひ宇都出さんのやり方に加えて、「複数行読み」もやってみて下さい。

 

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平成30年度予備試験論文試験 成績通知書(画像あり)

司法の犬です!

論文試験の成績通知表が届きましたのでアップします。 

f:id:SHIHOUnoINU:20181019163458j:plain

点数は250点台、順位は200位台

就活の時など外部に提出する必要があるので、具体的な数字は伏せています。

 

 ・・・ギリギリですね。

しかも一般教養に助けられている。

お母様、僕を字が綺麗な子に産んでくれてありがとう。

 

僕のブログ見て「予備試験独学でもいけんじゃね?」とか思わないでくださいね、

せいぜいこんなもんですから。。。

前にも申し上げましたが僕は予備校を使ったほうがいい(独学は危険)と考えているので、できればそうすることをおすすめします。 

以上です!お読みいただきありがとうございます!

 

予備試験合格後に勉強法を変更しました。変更後の勉強法は下記記事をご覧下さい。

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

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予備試験論文試験 結果発表

司法の犬です!

 

論文試験の結果は・・・

 

  

合格!!!

 

でした!

 

本当にビックリです。

報告遅れてすみません!辰巳の口述模試の電話が繋がらないので、直接出向いていたら遅くなりました。

 

完全独学でも受かるんですね…

ちなみにおすすめの参考書は、『スタンダード100』シリーズです。

僕が同シリーズを使用することにした理由は以下の通りです。

・論文問題集の中では、論点の網羅性No.1間違いなし

・元LEC柴田孝之先生や佐藤大和弁護士(『ずるい勉強法』著者)が同書を「定番」と推薦

・ブログ「司法試験情報局」を運営していたNOAさんという有名なブロガーが推薦

本当に同書を何回転(僕は各教科12ないし14回)かすれば、合格できました。

 

 

 ご案内

・口述終了まで更新ストップ

・口述終了後、論文の成績アップ

 

以上です!お読みいただきありがとうございます!

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予備論文試験 合格発表直前(前日)

司法の犬です!

さて3ヶ月も待った論文の合格発表はいよいよ明日です。

 

僕は受かっている気はしませんが、全くのストレスフリーではありません。

そんな少しでもストレスがある状態で16時まで家で発表を待つのは、精神衛生上よくありません。

ですので、明日は

・16時まで寝る

・ネットを持たずに出かける

のいずれかの方法で過ごしたいと思います。

 

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予備試験論文試験合格発表の直前(1週間前)!

司法の犬です!

3ヶ月待った論文試験の合格発表は、遂に残り1週間となりました!

 

 

論文試験に落ちてたらどうするか(予定)

さて10月11日(木)16時の発表で予想通り落ちていたら、

・イベントの帰り道に、小泉司法書士予備校のインプットテキストを注文する。

・12日午前、司法書士試験の不動産登記法商業登記法の記述式の過去問を買う。

金銭的余裕があれば、供託法など予備試験でカバーしていない科目の択一過去問も買う

・テキストが到着したら、不動産登記法商業登記法から学習開始。

 

万が一、論文試験に合格していたら?

合格の可能性は極めて低いと思っています。

なぜなら、学生で初受験なので有利というデータもありますが、

非常に不利な客観的状況(非法学部で1年未満、完全独学)の寄与度が大きいです。

また、主観的にも、「論文で大きなミスなく書けていない」ということや「今まで自身の合否予想を外したことがない」という事実があります。

ですが、天地がひっくり返って合格していたら、

・有料自習室に利用を申し込む・ホテル確保・口述模試申し込み

伊藤塾の実務基礎講座を受講

・スタンダードの民法・刑法(最後に余裕があれば民訴刑訴)1周

・条文素読

・口述再現を周回

 

合否によらずやること

・親に結果報告

…あとから考えると、5月下旬って、大学4年生の僕は、予備論文の勉強か就活のどちらかを必死にやらなきゃいけない時期ですよねw

 

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平成30年度予備試験論文試験合格発表を2週間後に控えて

司法の犬です!

今回の記事は、合格発表まであと2週間となった今、どんな状況で過ごしているのかについて書きます。

 合格発表までの精神状態の変遷について

このブログをお読みの皆さんは、論文試験の合格発表をどんな気持ちで待っているのでしょうか?

「絶対合格してるから早く発表しろよ〜」という方は少数派でしょうねー。

「落ちてたらどうしよう、不安だ」「発表日なんか来ないで」と思っている方が多数派かと思います。

 

僕の場合は、逆に「間違いなく落ちたな」とだんだんスッキリしてきています。

気持ちの変遷は、こんな感じです。

「絶対落ちた」(論文試験直後)

「ん?案外いけてるのか?」(8月中旬~9月初頭)

「絶っっっっっ対に、ムリ!」(今)

 

発表までのこの時期、卒論や仕事などのやることが決まっている方は幾分マシかもしれませんが、不安定な(精神)状態に置かれている方も多いと思います。

心中お察しします。

 

何をしたらいいんだろう

口述対策は論文試験に落ちているかもしれないのでやる気になりません。

しかし、論文試験に絶対落ちたとは思っているものの、「司法書士の勉強を始めるか」という気持ちにはならないのが、怠け者の司法の犬です。

もしお金払って司法書士講座受講始めたのに、(1%未満の確率ですが)予備試験論文試験に合格してたらお金が無駄になってしまいますから。

以前も話しましたが、僕は貧乏大学生なので無駄遣いはできません。

(余談ですが、有名な司法試験ブロガーさんって専業を中心に金持ちの方多いですよね~ウラヤマシイ)

 

…とすると、やることがなくなってしまいます。

今日も新宿御苑でボーッとして、それから読書をしていました。読んだ本は、司法試験界隈においても有名人である河野玄斗さんの『シンプルな勉強法』です。

 

河野さんは「人生における幸福の最大化」を目指しており、その一助として勉強があるという前提のもと、勉強を効率よくやるための勉強法の紹介を本書でした、というのが大まかな筋です。

よく使われるのが「メリハリ」という言葉です。河野さんはメリハリを付けながら勉強を効率化し、合格への最短ルートを進むという方法を提唱しています。

2章の「逆算勉強法」(要は試験日から逆算した勉強計画)、3章の「テクニック」が本書のメインだと思います。

読んだ感想としては以下のようになります。

・「やっぱり金持ちの家だな」…100万円以上する伊藤塾のフルコースを簡単に出してもらえるのかと驚き。「自己投資はケチるな」って、言ってることは正しいが軽々しく言ってるアンタ自身が金出してるわけじゃないだろ…。

・わりと普通の勉強法の本で紹介される方法が書いてある。一方、学生らしい具体的なやり方まで書いてあるのは好印象(例えば、音楽を聞きながらの勉強や眠くなったときの対処法など)。

・医学部なのに科学的研究に反する勉強法を紹介している部分があるのはいかがなものか

…例えば、休憩中にゲームやSNSをやると脳が休まりません。休憩中は軽い運動をすると、次の作業時間における効率が高まることが分かっています。そうでなくとも、目をつぶってみるなど外部刺激を遮断するくらいのことはすべきです。

 

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10月の更新予定について

司法の犬です!

表題の件について、書かせていただきます。

総論としての方針

・10月11日の論文合格発表日に合否結果をお伝えします。

・成績が到着し次第、公開します。

・その他については、論文試験の合否によって書く記事が異なります。

 

論文合格の場合

口述試験終了まで更新致しません。

・口述の再現を掲載する可能性が60%くらいあります。

・司法の犬の論文の勉強法を、詳細にお伝えします。

・口述対策として行ったことを、お伝えします。

 

論文不合格の場合

・何が悪かったのか反省をします。

・当ブログは(気が変わらない限り)司法書士受験に向けたものになります。

 

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科学的に効果のある努力のやり方ー練習しても結果がでない理由

司法の犬です!

今日は、「どのような努力をすれば、効率的に上達できるのか」について書きます。

「各分野で一流と呼ばれる人の共通点は何か」についての研究

同じ時間練習や勉強をしても、成績に個人差が出てしまうのはどうしてなのでしょうか?

例えば、部活で同じような練習メニューをこなしているのに、3年間で上手い下手の差が出てきてしまうのは、何が原因なのでしょう?

今回の記事は、あなたが「他の人と同じ練習をした場合に、他の人よりも良い成績を出したい」と望むならば、大変有益な記事です。

どのような努力を継続すれば結果に結びつくのか、ヒントが得られるような書籍を紹介します。少しの時間を使って、紹介する2つの本をお読みになることを推奨します。

 

科学的に効果のある努力について

(参考1):「継続は力なり」

『GRIT やり抜く力』

●アンジェラ・ダックワース(ペンシルベニア大学心理学教授)著

マッカーサー賞(別名「天才賞」)受賞

 

最近の研究では、何かを上達させるにあたって、最も大事なのが「GRIT(やり抜く力)」だと考えられています。よく「継続は力なり」と言われますよね。

「継続は力なり」というのは本当で、継続するにあたって必要なのがGRITです。

しかし、ただ継続しているだけでは意味が無いということも分かっています。

(例えばですが、主婦歴40年の方の料理は、料理人歴2年の方の料理よりも美味いでしょうか?)

この本では、①GRIT(やり抜く力)の育て方に加え、②普段の練習の際に意識しておくべきポイントについて詳細に解説することで、成果の出る練習方法を提示しています。

 

 

(参考2):「頑張りすぎは逆効果!?」

一日10時間勉強しても成績が上がらない人は、どこに問題があるのか?

他方、一日3~4時間の勉強でもグングン成績を伸ばす人は、何をしているのか?

このような両者の違いが生じる理由、気になったことありませんか。

この本は、⑴休憩と⑵トレーニング方法に焦点を当てて、一流とその他の違いを示しています。

一流になるための効果的な練習メソッドを知ることができる一冊です。

近年の類似研究をまとめた項目も多く、これ一冊で「効果的な練習」について幅広く学べるオトクな一冊です。

(追記)

『PEAK PERFORMANCE』

ブラッド・スタルバーグ(パフォーマンス科学に強い作家)/スティーブ・マグネス(オリンピック選手を含むスポーツ選手のコーチ)共著

 

『PEAK PERFORMANCE』は、当ブログで紹介した書籍の中でも指折りの人気を読者の方から得ているようです。

この本の面白い点としては、具体例を使った分かりやすい記述で、皆があまり重要視していないけれど実は大切*1な休憩について説明しているところ。←なぜ大切か?これは、文末の注1をどうぞ。

 

「正しい休憩の取り方」という、他とは違う視点からまとめた本

 

 

欲を言えば、両方とも読んでみるとよいと思います。

が、まずはどちらか一冊だけでも読んでみるのがよいでしょう。

司法試験や予備試験は、1日10時間勉強しても合格できないことがある試験です。

ならば、紹介したような「一流になるための効果的な努力」の方法を知って、①効率的に勉強し、②試験に合格する可能性を上げるのが賢い人の採る戦略です。

 

「正しい努力の仕方」を知っているのと知らないのとでは、後々大きな差ができてしまうかも…

 

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*1:

司法試験など資格試験の撤退基準について考える

司法の犬です!

今回は、将来設計や進退の基準という大きめのテーマです。

 

将来設計を立てることは、受験の目的を明確化することに繋がります*1

また、進退の基準で「締切」を設けることによって、お尻に火が付きます*2から、

この記事をお読みの皆様も数分でよいので、考えてみては如何でしょうか?

 

 

何のために予備試験を受験したのか(目的)

目的が、普段の勉強のモチベーションになるということを踏まえると、しっかり考えておくのがよいでしょう。また、方向転換や撤退などをする際も、この目的が基準となるでしょうから、目的意識はハッキリさせておきましょう。

その際、「ご自分の過去の選択」をヒントにして下さい。というのは、過去の選択は、その人の軸となる価値観・考え方を多分に含んでいる可能性があるからです。

 僕の場合は「年功序列の一般企業に入って上司にこき使われるよりも、個人として仕事をする」というのが目的です。

 

あなたの場合は如何でしょうか?:(20秒考える)

 

進退の基準

僕の場合、個人として仕事をすることが予備試験を受験した動機です。

すると弁護士に拘る必要がないことに気づき、今回の予備試験論文試験で不合格となった場合は、司法書士試験などの受験しようと思っています。 

もし考える場合は「自分はこの先何をしたいのか」という目的意識を基準に考えることを推奨します。

弁護士と司法書士の違いの中で、自分にとって大事な違いって何だろう?

突然ですがあなたは満員の通勤電車が好きですか?私は嫌いです。

理由は…

・到着した電車は既に満員なのに、そこへ恐る恐る脚を伸ばす。

・他人の腹と電車のドアが自分を圧迫し、耳元で大きなため息が聞こえる。

・他人の汗が染み込んだシャツが自分に触れ、逃げたくても身動きは取れない。

・目的の駅に到着した時は、既に疲れていてあくびが止まらない。

こんなもの、なるべくなら使いたくないと思いますよね?

 

僕が仕事や生活で求めるのは、順位付けすると、

・個人としてやっていける仕事であること

・自分の時間を十分に取れる程度の労働時間であること

・人並みに生活できる程度の給料

・勤務地から自宅が非常に近い(徒歩圏内)など、満員電車を使う必要がない

できれば、千代田区、港区、中央区のいずれかに住みたいですね、便利なので。

…とこんな感じですが、別に弁護士でなくても達成できそうな目標ばかりですね。

弁護士と司法書士では収入は大きく違いますが、司法書士でもお金に困ることはないと思います(千代田区、港区、中央区など都心に住むのは厳しそうですが)。

というわけで、予備試験に不合格だった場合は司法書士にシフトしようと思います。

志望動機の主要部分を見栄・虚栄心が占めていないか。

見栄を張って最難関資格を目指したり、自分に合っていない大企業に入社するということはやりがちですが、他方で、後々「なんであの時見栄を張ってこんな選択をしたのだろう」と後悔することも多いです。

見栄や虚栄心が動機となった目標を達成してもそれほど満足感は得られません。

やはり本当に嬉しいのは、自分がやりたいと思うことを達成できたときでしょう。

 

体験談を述べますと、僕もとある大学を受験したのは見栄からでした。

その大学の配点的に全く有利ではないのに、「とある大学」を受験して不合格。

落ちた後に「なんで「とある大学」を目指したんだろう」と理由を考えると、「『とある大学』に行けば他人からの評価が上がる」などという、自分の心からの欲求によるものではないことが分かりました。

そして「『とある大学』向けの勉強をしていた分、他のことに時間を使えたのではないか」と後悔したものです。

  

他人から認められることが全てである、という方もいらっしゃいますし、

他人からの称賛が欲しくて努力した結果成功したという方もいらっしゃるので、

見栄や虚栄心を全否定するつもりはありません。

しかし、他人の目がなくとも湧き出たであろう欲求か否かという点は考慮してよいと思います。

 

【追記】司法の犬の思考回路について詳述した記事はこちら

 

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*1:近年、GRITというオリンピック金メダリストなど大きな成果を挙げた人達の「やり抜く力」についての学問研究が注目されています(次の記事で扱います)。

そこでは、何かの分野で上達をするには、普段の練習の際に意識しておくべき点が主に3~4つあると言われています。そのうちの一つが目的意識なので、今回ここで確認しておくとよいでしょう。

*2:締切効果という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。