予備試験を独学・1年で受験してみた

非法学部生が独学・1年未満で予備試験に合格した記録(問題集絶対主義)/73期弁護士

平成30年度予備試験論文試験 成績通知書(画像あり)

司法の犬です!

論文試験の成績通知表が届きましたのでアップします。 

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点数は250点台、順位は200位台

就活の時など外部に提出する必要があるので、具体的な数字は伏せています。

 

 ・・・ギリギリですね。

しかも一般教養に助けられている。

お母様、僕を字が綺麗な子に産んでくれてありがとう。

 

僕のブログ見て「予備試験独学でもいけんじゃね?」とか思わないでくださいね、

せいぜいこんなもんですから。。。

前にも申し上げましたが僕は予備校を使ったほうがいい(独学は危険)と考えているので、できればそうすることをおすすめします。 

以上です!お読みいただきありがとうございます!

 

予備試験合格後に勉強法を変更しました。変更後の勉強法は下記記事をご覧下さい。

shihounoinu.hatenablog.com

 

 

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予備試験論文試験 結果発表

司法の犬です!

 

論文試験の結果は・・・

 

  

合格!!!

 

でした!

 

本当にビックリです。

報告遅れてすみません!辰巳の口述模試の電話が繋がらないので、直接出向いていたら遅くなりました。

 

完全独学でも受かるんですね…

ちなみにおすすめの参考書は、『スタンダード100』シリーズです。

僕が同シリーズを使用することにした理由は以下の通りです。

・論文問題集の中では、論点の網羅性No.1間違いなし

・元LEC柴田孝之先生や佐藤大和弁護士(『ずるい勉強法』著者)が同書を「定番」と推薦

・ブログ「司法試験情報局」を運営していたNOAさんという有名なブロガーが推薦

本当に同書を何回転(僕は各教科12ないし14回)かすれば、合格できました。

 

 

 ご案内

・口述終了まで更新ストップ

・口述終了後、論文の成績アップ

 

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予備論文試験 合格発表直前(前日)

司法の犬です!

さて3ヶ月も待った論文の合格発表はいよいよ明日です。

 

僕は受かっている気はしませんが、全くのストレスフリーではありません。

そんな少しでもストレスがある状態で16時まで家で発表を待つのは、精神衛生上よくありません。

ですので、明日は

・16時まで寝る

・ネットを持たずに出かける

のいずれかの方法で過ごしたいと思います。

 

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予備試験論文試験合格発表の直前(1週間前)!

司法の犬です!

3ヶ月待った論文試験の合格発表は、遂に残り1週間となりました!

 

 

論文試験に落ちてたらどうするか(予定)

さて10月11日(木)16時の発表で予想通り落ちていたら、

・イベントの帰り道に、小泉司法書士予備校のインプットテキストを注文する。

・12日午前、司法書士試験の不動産登記法商業登記法の記述式の過去問を買う。

金銭的余裕があれば、供託法など予備試験でカバーしていない科目の択一過去問も買う

・テキストが到着したら、不動産登記法商業登記法から学習開始。

 

万が一、論文試験に合格していたら?

合格の可能性は極めて低いと思っています。

なぜなら、学生で初受験なので有利というデータもありますが、

非常に不利な客観的状況(非法学部で1年未満、完全独学)の寄与度が大きいです。

また、主観的にも、「論文で大きなミスなく書けていない」ということや「今まで自身の合否予想を外したことがない」という事実があります。

ですが、天地がひっくり返って合格していたら、

・有料自習室に利用を申し込む・ホテル確保・口述模試申し込み

伊藤塾の実務基礎講座を受講

・スタンダードの民法・刑法(最後に余裕があれば民訴刑訴)1周

・条文素読

・口述再現を周回

 

合否によらずやること

・親に結果報告

…あとから考えると、5月下旬って、大学4年生の僕は、予備論文の勉強か就活のどちらかを必死にやらなきゃいけない時期ですよねw

 

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平成30年度予備試験論文試験合格発表を2週間後に控えて

司法の犬です!

今回の記事は、合格発表まであと2週間となった今、どんな状況で過ごしているのかについて書きます。

 合格発表までの精神状態の変遷について

このブログをお読みの皆さんは、論文試験の合格発表をどんな気持ちで待っているのでしょうか?

「絶対合格してるから早く発表しろよ〜」という方は少数派でしょうねー。

「落ちてたらどうしよう、不安だ」「発表日なんか来ないで」と思っている方が多数派かと思います。

 

僕の場合は、逆に「間違いなく落ちたな」とだんだんスッキリしてきています。

気持ちの変遷は、こんな感じです。

「絶対落ちた」(論文試験直後)

「ん?案外いけてるのか?」(8月中旬~9月初頭)

「絶っっっっっ対に、ムリ!」(今)

 

発表までのこの時期、卒論や仕事などのやることが決まっている方は幾分マシかもしれませんが、不安定な(精神)状態に置かれている方も多いと思います。

心中お察しします。

 

何をしたらいいんだろう

口述対策は論文試験に落ちているかもしれないのでやる気になりません。

しかし、論文試験に絶対落ちたとは思っているものの、「司法書士の勉強を始めるか」という気持ちにはならないのが、怠け者の司法の犬です。

もしお金払って司法書士講座受講始めたのに、(1%未満の確率ですが)予備試験論文試験に合格してたらお金が無駄になってしまいますから。

以前も話しましたが、僕は貧乏大学生なので無駄遣いはできません。

(余談ですが、有名な司法試験ブロガーさんって専業を中心に金持ちの方多いですよね~ウラヤマシイ)

 

…とすると、やることがなくなってしまいます。

今日も新宿御苑でボーッとして、それから読書をしていました。読んだ本は、司法試験界隈においても有名人である河野玄斗さんの『シンプルな勉強法』です。

 

河野さんは「人生における幸福の最大化」を目指しており、その一助として勉強があるという前提のもと、勉強を効率よくやるための勉強法の紹介を本書でした、というのが大まかな筋です。

よく使われるのが「メリハリ」という言葉です。河野さんはメリハリを付けながら勉強を効率化し、合格への最短ルートを進むという方法を提唱しています。

2章の「逆算勉強法」(要は試験日から逆算した勉強計画)、3章の「テクニック」が本書のメインだと思います。

読んだ感想としては以下のようになります。

・「やっぱり金持ちの家だな」…100万円以上する伊藤塾のフルコースを簡単に出してもらえるのかと驚き。「自己投資はケチるな」って、言ってることは正しいが軽々しく言ってるアンタ自身が金出してるわけじゃないだろ…。

・わりと普通の勉強法の本で紹介される方法が書いてある。一方、学生らしい具体的なやり方まで書いてあるのは好印象(例えば、音楽を聞きながらの勉強や眠くなったときの対処法など)。

・医学部なのに科学的研究に反する勉強法を紹介している部分があるのはいかがなものか

…例えば、休憩中にゲームやSNSをやると脳が休まりません。休憩中は軽い運動をすると、次の作業時間における効率が高まることが分かっています。そうでなくとも、目をつぶってみるなど外部刺激を遮断するくらいのことはすべきです。

 

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10月の更新予定について

司法の犬です!

表題の件について、書かせていただきます。

総論としての方針

・10月11日の論文合格発表日に合否結果をお伝えします。

・成績が到着し次第、公開します。

・その他については、論文試験の合否によって書く記事が異なります。

 

論文合格の場合

口述試験終了まで更新致しません。

・口述の再現を掲載する可能性が60%くらいあります。

・司法の犬の論文の勉強法を、詳細にお伝えします。

・口述対策として行ったことを、お伝えします。

 

論文不合格の場合

・何が悪かったのか反省をします。

・当ブログは(気が変わらない限り)司法書士受験に向けたものになります。

 

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科学的に効果のある努力のやり方ー練習しても結果がでない理由

司法の犬です!

今日は、「どのような努力をすれば、効率的に上達できるのか」について書きます。

「各分野で一流と呼ばれる人の共通点は何か」についての研究

同じ時間練習や勉強をしても、成績に個人差が出てしまうのはどうしてなのでしょうか?

例えば、部活で同じような練習メニューをこなしているのに、3年間で上手い下手の差が出てきてしまうのは、何が原因なのでしょう?

今回の記事は、あなたが「他の人と同じ練習をした場合に、他の人よりも良い成績を出したい」と望むならば、大変有益な記事です。

どのような努力を継続すれば結果に結びつくのか、ヒントが得られるような書籍を紹介します。少しの時間を使って、紹介する2つの本をお読みになることを推奨します。

 

科学的に効果のある努力について

(参考1):「継続は力なり」

『GRIT やり抜く力』

●アンジェラ・ダックワース(ペンシルベニア大学心理学教授)著

マッカーサー賞(別名「天才賞」)受賞

 

最近の研究では、何かを上達させるにあたって、最も大事なのが「GRIT(やり抜く力)」だと考えられています。よく「継続は力なり」と言われますよね。

「継続は力なり」というのは本当で、継続するにあたって必要なのがGRITです。

しかし、ただ継続しているだけでは意味が無いということも分かっています。

(例えばですが、主婦歴40年の方の料理は、料理人歴2年の方の料理よりも美味いでしょうか?)

この本では、①GRIT(やり抜く力)の育て方に加え、②普段の練習の際に意識しておくべきポイントについて詳細に解説することで、成果の出る練習方法を提示しています。

 

 

(参考2):「頑張りすぎは逆効果!?」

一日10時間勉強しても成績が上がらない人は、どこに問題があるのか?

他方、一日3~4時間の勉強でもグングン成績を伸ばす人は、何をしているのか?

このような両者の違いが生じる理由、気になったことありませんか。

この本は、⑴休憩と⑵トレーニング方法に焦点を当てて、一流とその他の違いを示しています。

一流になるための効果的な練習メソッドを知ることができる一冊です。

近年の類似研究をまとめた項目も多く、これ一冊で「効果的な練習」について幅広く学べるオトクな一冊です。

(追記)

『PEAK PERFORMANCE』

ブラッド・スタルバーグ(パフォーマンス科学に強い作家)/スティーブ・マグネス(オリンピック選手を含むスポーツ選手のコーチ)共著

 

『PEAK PERFORMANCE』は、当ブログで紹介した書籍の中でも指折りの人気を読者の方から得ているようです。

この本の面白い点としては、具体例を使った分かりやすい記述で、皆があまり重要視していないけれど実は大切*1な休憩について説明しているところ。←なぜ大切か?これは、文末の注1をどうぞ。

 

「正しい休憩の取り方」という、他とは違う視点からまとめた本

 

 

欲を言えば、両方とも読んでみるとよいと思います。

が、まずはどちらか一冊だけでも読んでみるのがよいでしょう。

司法試験や予備試験は、1日10時間勉強しても合格できないことがある試験です。

ならば、紹介したような「一流になるための効果的な努力」の方法を知って、①効率的に勉強し、②試験に合格する可能性を上げるのが賢い人の採る戦略です。

 

「正しい努力の仕方」を知っているのと知らないのとでは、後々大きな差ができてしまうかも…

 

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*1:

司法試験など資格試験の撤退基準について考える

司法の犬です!

今回は、将来設計や進退の基準という大きめのテーマです。

 

将来設計を立てることは、受験の目的を明確化することに繋がります*1

また、進退の基準で「締切」を設けることによって、お尻に火が付きます*2から、

この記事をお読みの皆様も数分でよいので、考えてみては如何でしょうか?

 

 

何のために予備試験を受験したのか(目的)

目的が、普段の勉強のモチベーションになるということを踏まえると、しっかり考えておくのがよいでしょう。また、方向転換や撤退などをする際も、この目的が基準となるでしょうから、目的意識はハッキリさせておきましょう。

その際、「ご自分の過去の選択」をヒントにして下さい。というのは、過去の選択は、その人の軸となる価値観・考え方を多分に含んでいる可能性があるからです。

 僕の場合は「年功序列の一般企業に入って上司にこき使われるよりも、個人として仕事をする」というのが目的です。

 

あなたの場合は如何でしょうか?:(20秒考える)

 

進退の基準

僕の場合、個人として仕事をすることが予備試験を受験した動機です。

すると弁護士に拘る必要がないことに気づき、今回の予備試験論文試験で不合格となった場合は、司法書士試験などの受験しようと思っています。 

もし考える場合は「自分はこの先何をしたいのか」という目的意識を基準に考えることを推奨します。

弁護士と司法書士の違いの中で、自分にとって大事な違いって何だろう?

突然ですがあなたは満員の通勤電車が好きですか?私は嫌いです。

理由は…

・到着した電車は既に満員なのに、そこへ恐る恐る脚を伸ばす。

・他人の腹と電車のドアが自分を圧迫し、耳元で大きなため息が聞こえる。

・他人の汗が染み込んだシャツが自分に触れ、逃げたくても身動きは取れない。

・目的の駅に到着した時は、既に疲れていてあくびが止まらない。

こんなもの、なるべくなら使いたくないと思いますよね?

 

僕が仕事や生活で求めるのは、順位付けすると、

・個人としてやっていける仕事であること

・自分の時間を十分に取れる程度の労働時間であること

・人並みに生活できる程度の給料

・勤務地から自宅が非常に近い(徒歩圏内)など、満員電車を使う必要がない

できれば、千代田区、港区、中央区のいずれかに住みたいですね、便利なので。

…とこんな感じですが、別に弁護士でなくても達成できそうな目標ばかりですね。

弁護士と司法書士では収入は大きく違いますが、司法書士でもお金に困ることはないと思います(千代田区、港区、中央区など都心に住むのは厳しそうですが)。

というわけで、予備試験に不合格だった場合は司法書士にシフトしようと思います。

志望動機の主要部分を見栄・虚栄心が占めていないか。

見栄を張って最難関資格を目指したり、自分に合っていない大企業に入社するということはやりがちですが、他方で、後々「なんであの時見栄を張ってこんな選択をしたのだろう」と後悔することも多いです。

見栄や虚栄心が動機となった目標を達成してもそれほど満足感は得られません。

やはり本当に嬉しいのは、自分がやりたいと思うことを達成できたときでしょう。

 

体験談を述べますと、僕もとある大学を受験したのは見栄からでした。

その大学の配点的に全く有利ではないのに、「とある大学」を受験して不合格。

落ちた後に「なんで「とある大学」を目指したんだろう」と理由を考えると、「『とある大学』に行けば他人からの評価が上がる」などという、自分の心からの欲求によるものではないことが分かりました。

そして「『とある大学』向けの勉強をしていた分、他のことに時間を使えたのではないか」と後悔したものです。

  

他人から認められることが全てである、という方もいらっしゃいますし、

他人からの称賛が欲しくて努力した結果成功したという方もいらっしゃるので、

見栄や虚栄心を全否定するつもりはありません。

しかし、他人の目がなくとも湧き出たであろう欲求か否かという点は考慮してよいと思います。

 

【追記】司法の犬の思考回路について詳述した記事はこちら

 

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*1:近年、GRITというオリンピック金メダリストなど大きな成果を挙げた人達の「やり抜く力」についての学問研究が注目されています(次の記事で扱います)。

そこでは、何かの分野で上達をするには、普段の練習の際に意識しておくべき点が主に3~4つあると言われています。そのうちの一つが目的意識なので、今回ここで確認しておくとよいでしょう。

*2:締切効果という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。

司法試験などの資格試験と、民間就活や公務員試験の両立について

司法の犬です!

今回の記事は、資格試験と就活の同時並行について書きます。

僕は今年大学4年で、4月下旬から遅めの就職活動を予備試験と並行してやってきましたので、資格試験と就活を両立させなければいけない方や、ダブル受験をしようか迷っている方に有益な記事となれば幸いです。

就活は時間がかかる

どのように時間を取られるのか、詳しく述べていきます。

手書きのエントリーシート(以下、ES)

今これほどPCが普及しているのに、わざわざ手書きでESを書かせる会社があります。

受験する側からすれば、ESのすべての項目を手書きでビッシリと空白なく*1書かされた挙げ句、落とされることもあるなんて「時間の無駄」以外の何物でもありません。

実際に書いてみれば分かりますが「鉛筆で下書き→ボールペンで清書→下書きを消しゴムで消す」というのは、それだけで結構時間がかかります(1時間はかかるでしょう)。

ネックは面接試験

前回の記事で手厳しく批判した面接制度ですが(下記のリンク)最も時間を取られるのは面接です。

shihounoinu.hatenablog.com

 まず対策に時間がかかる

「志望動機」や「学生時代に学業以外で頑張ったこと」「チームで頑張った経験」など予め構成を練った上で、実際の面接でこれらの質問をされたときにはスラスラと答えられなくてはなりません。

志望動機などは、受ける会社のことをリサーチする必要があるので、本気で内定を取りに行こうと思ったら情報収集にも相当な時間が取られます。

面接は何度もある

面接は1度だけでなく、例えば予備試験論文試験前に採用試験がある大企業だと3~4次まで面接があることが大抵です。

さらに、僕は面接の際に「君はウチの説明会に来てないけど、何をするか分かってるの?」と訊かれ、また、「説明会に来ていない人は、よほど(面接官の主観において)優秀でない限り落とす」と言われましたので会社説明会も実質必須と考えていいでしょう。

公務員試験は筆記試験の対策の必要アリ?

僕は「大学受験を一般受験で頑張り、かつ、予備試験の勉強をし択一に合格するくらいの勉強をした人」ならば筆記試験は、過去問すら見ないような完全無対策でも合格できると思います(但し判断推理というパズルのような科目は対策してもよいと思います)。

参考事例

実は僕も2018年の国家公務員総合職(法律)、東京都1類B、裁判所事務官総合職(特例あり)の各試験を受験しました。

参考までに司法の犬の戦績を以下に掲載します。

・国家公務員総合職(法律)→2次試験の筆記は受験するも2次試験面接の日寝坊し(さいたま新都心に9時半集合、遅刻した場合入場不可)棄権となりましたw

1次試験は教養科目と専門科目の合計で51点でしたが、今年度は難化したらしく余裕を持って合格しました。(各科目40点満点の計80点満点)

・東京都1類B→教養25点、専門記述および小論文は不明(教養は40点満点)。

2次試験である面接で見事に落とされました(無対策だったからかな?)。

・裁判所総合職(特例あり)→一次試験の択一は60点(70点満点)。他には憲民刑の論文試験と小論文がありましたが、点数は不明。

5月に受けた一般企業で面接官に直接「協調性がなさそう」と言われたため、協調性があるフリをするが、行きの電車で急遽対策を練ったのでエピソードまでは考えておらずボロが出まくる。多分面接で一定の点数に満たずに切られたのだと思います。

 

結局は面接勝負

公務員試験は真面目に勉強してきた方なら筆記は楽々通ります。

結局は前回の記事でも散々批判した、人物重視という名のもとに「科学的根拠もない、面接官の好みだけで決まる」面接が勝負です。

とすると以下のような人は片手間で公務員試験を受験しても合格できるかもしれません。

・誰とでもすぐ仲良くなれる方

・時間の無駄と思いつつもしっかり面接対策できる方

・裁判所事務官受験生によると、近年公務員はアファーマティブ・アクションということで女性を優遇しているようです。裁判所は特にその傾向が強く、女性であれば面接会場に現れれば受かるとも言われています。真偽のほどは明らかではありませんがご参考までに。

(推論についての伝聞ですので刑訴法の論文なら証拠能力は否定されます)

まとめ

このように就活・公務員試験対策は多くの時間が取られます。

本気で目指している資格について少しでも多くの時間勉強したい場合は、

就活等と両立するか自由(例:大学3年生でインターンに行くかどうか)であるならば資格試験に専念することをおすすめします。

他方、就活等との両立が必要的である場合は内定をもらえるレベルまで対策するということを前提に(長引くとそれはそれで時間の無駄です)、なるべく無駄を削ってコンパクトに就活を済ませ、資格試験に少しでも時間を割り当てるといいでしょう。

以上です!お読みいただきありがとうございます!

  

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*1:

ESは、学歴欄など基本事項以外=志望動機などの自由記述欄はビッシリと空白なく書かないと「熱意がない」という訳のわからない理由で落とされます。

自分の伝えたいことをビッシリ余白なく書くなどということは、よほど要約力のない人にしかできない芸当です。ですから、自由記述欄は嘘偽りを含めてムリヤリ埋めるというのがセオリーになっています。

独学で予備試験に合格するのは、ほぼ無理【独学体験ブログのくせに】

学で予備試験に挑戦した者として、「独学で予備試験に挑むのはやめたほうが良い」ということを書きます。

独学・1年で予備試験に合格することはできない?

この問いに対しては「メチャクチャ頑張れば(効率良い方法で、1日5時間以上勉強)合格できる」と答えます。

インプットセンスのある人なら、合格できなくはないと思います。

 

独学の何が問題なのか

方向性を誤りやすい(※僕はこれで苦労しました)

独学は、自分で勉強方法を確立する必要があります。

その際、

・はじめから合格までの合理的・効率的な計画を立てられ、

・それを遂行できる

とは限りません。

合理的・効率的な計画を自分で立てなければ、ロスが生じます。

(でも受験勉強を一通り経験したことない独学生が、予備校より優れた計画を立てられることはほぼ無理でしょう)

 

独学の人が時間をロスしている間、

他の受験生は先へ進み、

独学をしている自分の勉強は全く進んでいません。

 

 

僕はこのことに焦りを感じていました。

実際、僕の失敗としては、

・結局最後までどの分野を重点的に勉強し、どのくらいまで知識を深めれば合格するのかということが全く見えなかった(頻出問題に力を入れるなどメリハリを付けられず、全ての分野について平均的に勉強した)。

・「論文を書き、合格者等に添削してもらうことで自分の問題点を知る」ということができなかった

・全体を俯瞰する論文試験の勉強からではなく、細かい知識まで問う短答試験の勉強から初めてしまった

判例百選又はそれに準ずる教材等で、判例の知識を十分に蓄えていなかった

というのがパッと思いつきます。

 

他方、予備校の授業を受けていれば、既にレールが敷かれているので、合格まで何をすればよいかの道筋が自然と見えてくるでしょう。上記の僕のような失敗も避けられるはずです。

予備校を使うなら素人が自分で一から十まで計画を立てなくてもよいのです。

すでに予備校が持っているノウハウに乗っかればよいから。

理解するまでに時間がかかる

独学でやろうとしている人は、基本書なり演習書なりを使用すると思いますが、そこに書いてあることを初見で理解できる人はまずいないでしょう。

法律書は、学習者に分かりやすく書いてあるものが少ないからです(イメージが湧かなければ、書店や図書館で「民法〇〇」みたいな本を立ち読みしてください)。

僕は『スタンダード100』というメインで使っていた問題集の中で、理解するまでに8回ほどかかった問題もありました。

つまり、独学では理解できるまで立ち止まる時間が長いのです。

他方、予備校ではわかりやすい解説をしてくれるはずなので、問題となっている論点等を1回で理解できます。

故に暗記や他の論点との区別など次のステップへ素早く進めます。 

でも、予備校に通うお金がないよ?

たしかにこれは大きな問題です。

予備試験に合格される方(とくに学生)は、100万円以上もする予備校費を親御さんに払ってもらっている方が多いです。

かたや、僕(大学生)は、伊藤塾等100万円するような予備校はもちろん、

アガルート(昨年60万程度だったはず)や資格スクエア(予備試験パック35万くらい)にすら手の届かない金銭状況でした。

しかし、リサーチしてみると、LECの柴田孝之先生らがテキスト費込みで11万円〜13万円台で「スマホで司法試験」という入門講義を始めたようです。

 

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受験勉強を始めたときにこの講座があれば、僕は間違いなく受講していました。

他の答練や論文試験対策は、

『スタンダード100』や『実務基礎ハンドブック』で代替可能であると思いますが、入門講座は全ての土台となる知識を得られる講座です。

 

10万円ちょっとを払えない方はあまりいないのではないかと思います。

また、独学でやるとしても導入本を買う必要があったりするので、独学でもそれなりに教材費がかかります。

例えば、基本書を憲法行政法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法は各1冊、民法は5冊(総則、物権、債権、不法行為家族法)、刑法は2冊(総論、各論)の合計12冊用意するとして、1冊平均で4,000円とすると、それだけでも48,000円です。

 

shihounoinu.hatenablog.com

 

また、独学はめちゃくちゃ時間がかかります

僕も独学でしたが、独学の人が法律書を読んだところで、1回や2回では理解できません。日々判決を出し法律を運用している裁判所も、法律書を書いている学者も、法曹又はその界隈に従事する人に向けて書いており、一般人に分かるように書いてくれていません*1

一方、予備校は、難解な法律語を法律の知識がない受験生がわかる言葉で説明してあげるのが仕事であり、翻訳や通訳といった役割をしてくれます。

なので、日雇いバイト10回してスマホで司法試験講座を受講した方が、独学でやるよりも、結果的に数ヶ月のスパンで見れば、時間的にも短く済んで、合格率も独学より高くなると思います。

貧しくて伊藤塾とかアガルートとかは受講できない人でも、独学する前にLECのスマホ講座を最後の選択肢として持つべきであると思います。

最後に

(1)最も貴重なリソースである時間を、金で買うという発想を持てるか?

試験勉強という時間との戦いでは、「時間をお金で買う」ことを忘れないでください。

また、独学であれば3年かかるところを、予備校を使って1年で合格できたら、法曹としての2年分の給料+2年の時間が得になることを覚えていてください。

独学で受かったら本人の達成感はすごいでしょうが、

・時間は奪われますし、

・独学で合格しようが予備校を利用して合格しようが、世間から見れば、両者は「予備試験/司法試験の合格者」という全く同じ地位にあります。独学で受かっても偉くありません。

 予備校費が100万円であれば、「そんなこと言われても、そもそも100万円貯めるまでに時間かかっちゃうでしょ」との反論があるでしょうが、10万円なら出せる人が多いでしょう。

(2)独学、辛いです。特に精神的に。

独学で予備試験に挑んだ者として、「予備試験に完全独学で合格しようなんてバカなことをしようとしちゃいかん、破滅への第一歩だ」と言いたいです。

僕は、好きで独学受験をしたわけではありません。

お金がないから仕方なく独学でやったにすぎません。

100万円の貯蓄があれば、間違いなく予備校講座を受講していました。

実際、2018年予備試験の論文試験受験後は合格発表まで毎日、「落ちたかな」「やっぱ独学なんて無謀だよな〜」「こんな辛い勉強をあと1年もやらなきゃいけないなんてやだな〜」「時間の無駄だったな〜予備試験なんか受けなきゃよかった」などと、かなりへこんでいました。

(3)追記(独学経験者じゃない人からの言葉の重みは・・・?)

「予備試験 独学」で検索すると「予備試験の独学合格は可能である」と主張するページや書籍も見当たります。

僕はこの「予備試験の独学合格は可能である」には続きが合って、「※但し時間が取れること、かつ、天才的に勉強ができること」という文句が隠れていると思っています。

例えるなら「※ただしイケメンに限る」のようなものですねw

 

関連記事

この記事の続編。

予備校は受講する方がいいと思います。独学よりよほどマシです。

合格可能性的にも、勉強時間的にも、精神的にも。

shihounoinu.hatenablog.com

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*1:追記:余談ですが、弁護士になった2021年の今だからわかることなのですけど、依頼者が大きなの会社の法務部社員(弁護士資格を持っていることも多い)が窓口になっているなどかなりの法律知識があるという場合を除き、一般の依頼者に対しては、判決文の内容をわかりやすいように平易な言葉で説明したりします。裁判所は、判決文を弁護士や上級の裁判所に向けて書いているので、判決文は一般人に読み解けるものではありません。